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桃side
やばい…なんでだ！？
俺は今、莉犬ところんが寝た後、ジェルとワープで帰れるか調べてた。
でも、それは前みたいに帰れなかった。
ジェ「さっちゃん。やっぱりダメやわ。なんでぇ！？」
『分からない。なーくんのワープなんてすぐ戻れるはz……ん？』
ジェ「どないしたん？」
待てよ……この世界へ来たのって…
『なーくんじゃない。るぅとの魔法陣だあ！！』
ジェ「あ……。そうやっ……た、」
でも、るぅとはどの魔法も上手くこなせる、魔法使いだ。
彼は、自分で考え生み出した力だってある。
って事はよ……、その力や能力とかも調べて……
ジェ「これ……無理ちゃう？」
ジェルも同じことを思ってたらしい。
まさに、それなだ。
『やべぇ……マジでやべぇ…』
その時、上から物音がした。
誰かが降りてきたのだろうか。
莉「むぅ……」
なんだ、莉犬か ホッ
ジェ「莉犬〜どないしたん？」
莉「嫌な夢見た……」
『嫌な夢？』
莉犬には、本人は気づいてないが、とある能力がある。
夢で、未来を見れる事だ。
これは、俺ら5人にはできない事。
確か……遺伝だった気がする。
莉「なんか……なーくんが消えちゃう夢。」
ジェ「『え』」
『莉犬！もっと詳しく！！』
莉「えーとね……、なんか、なーくんがいきなり消えちゃうの。」
消える？ なーくんが？
莉「なーくんの後ろにね、怖そうな影があって、一瞬光ったと思ったら……って。」
ジェ「なんだ……それ」
『莉犬、ありがとう。』
莉「うん！でも怖かった…」
だろーな、
っていうか、それ＝ やばいんじゃね？
すると、また上からドタバタと聞こえた。
こ「ちょ！！！やばい！！！」
『どした！？』
こ「るぅとくんから、魔法の伝言来た！！」
『えぇ！？』
ころんは、こっちへ来ると、紙を渡した。
こ「これ、黄色い光から出てきた。多分、るぅとくんから。」
『ありがとう。ジェル、莉犬宜しく。』
ジェ「おう！！」
紙を開いて、見てみると、
4人へ
るぅとです。僕の魔力で無事届きましたか？
いきなりなんですが、僕の作った魔法陣で帰れないのだと思ってます。
下に帰れる呪文とか書いときました。
( 書いてる )
これの通りに、急いで帰ってきて下さい！！！
なーくんが、やばいんです！
それだけの内容だったけれど、
俺らには分かる。
俺らの王様に嫌な予感がすると言う事を。
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作者名：。 | 作成日時：2020年11月2日 22時
