異質な存在【BTS】 (ページ10)

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初対面ページ10

それでも彼女は卒業を取りやめず
輝かしい笑顔で幕を下ろした

その公演から数日後
PDニムに呼ばれて部屋に行くと
座って待ってるように言われる

なんかしたっけなぁと考えてると
扉からノック音が聞こえて

綺麗な韓国語が響く
そして扉が開く

入って来たのは映像で何度も見ていた
長い黒髪と美し過ぎる顔を持った女の子だった

これが、本物

完成された容姿に目を奪われてると
そのまま話は進んでいき
PDニムにグループコンセプトを言われると

目の前にいるあの子は一瞬驚いた顔をしたけどすぐに笑顔に変わって宜しくお願いしますって言った

あの目は本当にやる気の目だよ、
これからはホソガと一緒に色々教えてあげないとだよな

その後書類とかを渡して
ひとまず彼女は

PD「確か3人が使ってる部屋一つベッド余ってたよね？そこで生活してくれるかな」

貴『分かりました』

という事で俺ら3人が使ってる部屋に

でも男3人だと部屋がどうなるかなんてご察しの通り

RM「ごめんね、知らされてたら片付けたんだけど」

HS「嘘つけ、ナムジュナ何回言っても片付けないじゃん」

SG「取り敢えず俺の下なら空いてるんだけど、」

貴『あ、下で大丈夫ですよ！それよりすみません、いきなり部屋使わせていただいちゃって』

HS「大丈夫だよ～、でも宿舎ってことはお家遠いの？」

そりゃ、日本から来てんだから遠いだろ

貴『最初はお婆様の所からって話だったんですけど大邱からはちょっと遠いので宿舎に』

SG「え、俺も大邱だよ」

貴『そうなんですか！通りで聞き覚えのある話し方だと』

SG「あー、やっぱ方言取れてないか」

頑張ってるつもりなんだけどなぁ
でもそう考えるとミズキさん？の話し方めっちゃ綺麗だよな

SG「えっと、その名前呼び捨てでもいいか？違和感が」

貴『？全然いいですけど、名前呼びましたか？

あ、お二人も良ければ呼び捨てでどうぞ』

RM「ありがとう」
HS「はーい、てか…このゴミそろそろ捨てなよナムジュン！」

RM「ヤー、わかったよ」

ん？今は3人片付けしてミズキには荷解きさせてるんだよ
流石にこの部屋は汚過ぎてホビがブチギレた

片付けも終わってようやく座れるようになった部屋に座り取り敢えずラップの説明から

貴『うーん、難しぃ』

RM「いやいや、結構いい線いってるよ？ね、ヒョン」

SG「あぁ、ホソガが焦るぐらいには」

HS「まだ、まだイケるはずです！」

うん、4人で頑張ろうな