3年A組の、闇へようこそ 4幕

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甲斐｢あ？｣

兵頭｢彼氏は黙ってろ！！！！！｣

諏訪｢ちょっと、｣

兵頭｢親友も黙ってろ！！！！！！！！｣




Aの両隣は立ち上がり兵頭に掴みかかろうとするけど兵頭の気迫に怯んだ。




兵頭｢お前、本当は何か知ってんだろ？｣

『知らない』




Aは目を合わせずにそう言い放つ。

だけど余計に周りの目は厳しかった。




兵頭｢そういう風に言ってまだそれも作戦の中なんじゃねぇのかよお前共犯者じゃねぇのかよ！！！｣

『だから、知らないって言ってるでしょう？！？！』




キレて立ち上がったAは比較的背が低い兵頭よりも背が高く兵頭を見下ろす形になる。

兵頭はAの目に一瞬怯えるけれど睨み返す。




兵頭｢じゃあなんで黙ってんだよ！！！共犯者じゃないって証明出来んのかよ！！！！｣

甲斐｢てめぇいい加減にしろよ？｣




ついに立ち上がった甲斐は兵頭の胸ぐらを掴む。




兵頭｢はっ……そうやって、いいよな？お前は。彼氏と親友とお友達が助けてくれる。でもな、あいつは人殺しかもしんねぇんだぞ？｣




甲斐の手首を掴んで薙ぎ払った兵頭はAに怒りの視線を向ける。




兵頭｢今まで散々偉そうに言ってたあいつが！結局人殺しでしたーって、それをお前らが庇ったら、お前らも同罪になる。｣




俺らだって、そう呟いたAが今度は手を伸ばし、兵頭の胸ぐらを掴んだ。









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