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( A side )





甲斐「A!!!どうした?」




隼人が声をかけてくれるまで、ずっとぼーっとしてた。

いつの間にかさくらはいなくなってて、どれだけここにいたのか、手が冷たくなっていたのにも今気付いた。




中尾「なんかあった?」

水越「A?」




ハッとすれば周りに隼人、唯月、愛華、涼音、蓮くんがいて。




『あ、のね、』




この人達になら、言える。そう思った。




諏訪「……ここじゃ、あれだから美術室行く?」




唯月が周りを見渡してそう言う。

そうだね。ってことになって隼人が私の手を繋いで美術室に連れて行ってくれる。


隼人達が来なかったらいつまでここに立ってたんだろうって呆れてしまう。


机に私が腰掛けて、右隣に唯月がいて、左隣に隼人がいて、前に愛華と涼音、蓮くんがいる。




『あのね、』




うん。って急かさずに聞いてくれるみんながいるってすごく幸せなんだなって改めて思う。




『私が先生の共犯者ってことは、もう分かってると思うんだけど』

諏訪「うん」

『だけどね、先生から聞いてたのは、昨日のことまでだったの』

諏訪「……え?」




訳が分からないって顔をするみんなに言葉を選びながら話す。




『私が先生から聞いてた計画は、武智が捕まったら私に電話をして、みんなを解放する。それで先生はちゃんと病院に入院して治療に専念する。そういう、計画だったり』




何かを悟ったように頷く中、隼人はただ私の話を聞いていた。




『私は、この計画が終わったあと、先生と一緒に自首するつもりだった』




みんなの息を呑む音が聞こえて目を瞑る。




『なのに、先生は私を切った。私は最初から最後まで先生を信じてたのに……裏切られたんだーって、凄くショックで』

水越「A…」

『私がどん底の時助けてくれたのは先生で、俺はお前を信じるからお前も俺を信じろ。って言ったのも先生なのに、こんな裏切り……』




閉じた目から涙が出そうになって下を向いてキツく瞑るけど、みんな何も言わなくて。


やっぱり言わない方が良かったのかなって後悔しかけた時だった。




甲斐「……俺、実はさ、」




少し経って一番に声を出したのは隼人だった。





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設定タグ:3年A組 , 甲斐隼人 , GENERATIONS   
作品ジャンル:タレント
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赤くん(プロフ) - いくらこの状況だからっていっても、まじで兵頭くんが余計なこと言い過ぎてて…笑 (2019年3月2日 23時) (レス) id: b9d43c7122 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ラベンさんが書く3Aが1番好きです!3年後の甲斐くんと主人公ちゃんには可愛い子供が居てくれたら嬉しいですこれからも応援してます! (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d52b8fc88 (このIDを非表示/違反報告)
千紘 - 涼太君大好きです!毎日読んでます!番外編で、甲斐がイツメンに恋バナを聞かれてる話が読んで見たいです(*'▽'*) (2019年2月22日 16時) (レス) id: 6413ac4450 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年2月22日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
麗禾(プロフ) - 4幕おめでとうございます! (2019年2月21日 23時) (レス) id: a8354b0d90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2019年2月21日 23時

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