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柊「俺に協力してることは伏せてくれ。これは俺の為じゃない、お前たちの為だ。この事件が終われば、みんなは普通の生活に戻る。もし共犯だと思われたら、その生活に支障を来たすからなぁ。」




ほんと、何考えてるのかわかんない。

何がしたくて、先生が何を望んでるのか。




柊「それだけは絶対に避けたい。その為にも、グッ、クルッ、パッ!だ。」




拳を握り回転させ広げてみせた先生に意味がわからなくてクスクスと笑いが起こる。




柊「大事な決断をするときは」




“グッと踏みとどまって”

“クルッと頭を一周させる”

“そうすればパッと正しい答えが浮かぶ”




当たり前のようで、とても大切なこと。




瀬尾「なーんだよそれ!意味わかんねぇ!な?」




茶化すように言った瀬尾はさくらに目を向けるけどさくらは先生と同じジェスチャーをした。




茅野「グッ、クルっ、パッ」




─────────まだ、続きがある…?


そう言ったさくらの言動に違和感を覚えたのは私だけだったんだろうか。




柊「さぁ、第2部もクライマックスだ。Let's…think」




また、一度も目を合わせずに出て行った先生に苦しくなる。

いつもは読めてた先生の考えが読めなくて、分からなくて泣きそうになる。




甲斐「おい、」




ドサッって私の机の上に私のカバンを置いた隼人。




甲斐「なんか顔色悪くね?」

『……大丈夫』




顔を覗き込んできた隼人にテキトーに返してボーッとする。




甲斐「俺、母さんに電話してくるから。なんかあったら叫ぶでもなんでもいいから呼べよ?」

『叫ばないよ笑』




あっそ。って頭を撫でて教室を出て行った隼人の背中を見送る。

私も、誰かに電話かけたかったなぁって、死んじゃったパパを思い起こす。


もしパパが生きてこんなことが起きたなら、パパは全権力を使って助けてくれたんだろうな。

なんならベルムズの奴らも徹底的に潰しただろうし。

なんで死んじゃったかなぁって、悲しくなる。



と、視界の端でさくらが香帆のグループで笑ってるのが目に入った。









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設定タグ:3年A組 , 甲斐隼人 , GENERATIONS   
作品ジャンル:タレント
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赤くん(プロフ) - いくらこの状況だからっていっても、まじで兵頭くんが余計なこと言い過ぎてて…笑 (2019年3月2日 23時) (レス) id: b9d43c7122 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ラベンさんが書く3Aが1番好きです!3年後の甲斐くんと主人公ちゃんには可愛い子供が居てくれたら嬉しいですこれからも応援してます! (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d52b8fc88 (このIDを非表示/違反報告)
千紘 - 涼太君大好きです!毎日読んでます!番外編で、甲斐がイツメンに恋バナを聞かれてる話が読んで見たいです(*'▽'*) (2019年2月22日 16時) (レス) id: 6413ac4450 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年2月22日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
麗禾(プロフ) - 4幕おめでとうございます! (2019年2月21日 23時) (レス) id: a8354b0d90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2019年2月21日 23時

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