ペルソナ3~The Butterfly Dream~[IV]

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幾月「どうだい、桐条くん」

桐条「しかし･･･お父様もお忙しい方ですし、せっかくのご休暇を掻き回す訳には･･･」

幾月「ハハ、珍しく弱気じゃないか。ご息女が顔を見せに来ると言うのに、お父上は迷惑がると？」


桐条先輩は下を向いている。
やっぱりダメかな？


幾月「君らは本当によくやってる。たまには息抜きも必要だよ。次の作戦日もわかっている訳だし･･･私はいいと思うけどね」

桐条「ですが･･･」

『先輩！私、皆と旅行に行きたいです！！』

伊織「センパァイ！お願いしやっすうぅ！」


私と順平くんの勢いに押され先輩は承諾した。


桐条「気分転換は必須事項のようだ。行こうじゃないか」

伊織「オッシャァー！！」

『やったー！！』

真田「海か･･･特別メニューが組めそうだな」

伊織「やっべ、楽しみぃー！！」


皆は旅行話に花を咲かせている。


『ね、お兄ちゃん、旅行楽しみだねっ！』

結城「そうだな」


皆と旅行、皆と旅行！あー楽しみだなぁ･･･よし、テストも頑張るしかないね！テスト勉強をする為に部屋に戻った。


──7月14日・火──
今日からテストだ･･･これを終えたら屋久島と夏休み！頑張ろうっ！！


──7月18日・土──
今日がテスト最終日･･･今のところ自信はある･･･
登校してると後ろから順平くんがやってきた。


伊織「よ、よう･･･」

『順平くん･･･なんか疲れた顔してるね』

伊織「そうか･･･？まぁ、試験もだけどさ･･･色んなストレスから開放されたいよな･･･夏だしさ･･･」

『そうだね、今日頑張ったら屋久島が待ってるよ！』

伊織「おう、頑張るか！」


校内に入り別れて教室に入った。



◆
『終わったー』


全教科のテストも終わり体を伸ばす。


山岸「終わったね」

『ふぅ･･･あ、ねぇ、今日はどっか寄っていかない？ゆかりたちも誘ってさ』

山岸「あ、いいね」


そんな事を話しているとゆかりが教室に入ってきた。


岳羽「奏弥、風花。今日は寄り道していかない？」

『今その話してたの！グットタイミング！』

岳羽「そっか、じゃあ決まりね。私、一回部室に寄っていくから先にE組に行ってて」

『分かった！』

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