一緒に暮らそう！

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チーフマネージャーと別れ、
次の現場へと高橋さんと2人で車に乗り込む。


後部座席に座って、車を発車させた高橋さんに声をかけた。



「高橋さん。

あのさ、さっきの…」


どう切り出したらいいんだろう？


なんで俺と北山が仲良いと思った？って聞く？





悩んでる俺に高橋さんは


「ルームシェアですからね、名目上！」



「はい？」



「僕が気付いてなかったと思ってるんですか？

お付き合いされてるのは藤ヶ谷さんを見てたら
すぐにわかります」



「は？！」


何それっ？！


思ってもない高橋さんの発言に反論する余地もなく、
高橋さんは続ける。



「あんなに私生活が荒れてたのに、
ここ数年落ち着いてきてますし。

北山さんを見る目は乙女の目ですし…。

北山さんはあまり表に出されてませんが、
藤ヶ谷さんはわかりやす過ぎるんです。

いくら隠していても、
僕の目は誤魔化されていませんよ？」



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