眠り姫 ページ4
「おはよう」
ベッドに横たわる彼女に声をかける。
「今日も綺麗だよ」
閉じている彼女の瞳を想像して、指に髪を通す。
「今日は良い天気だね」
そう言いながら、カーテンを開く。
「ああ、そうだ。今日は買い物に行こうと思ってるんだ」
何か欲しいものはある、と聞く。
彼女は何も答えない。
「新しい服でも買ってこようか?」
君に似合う服を見つけたんだ、と笑みを浮かべる。
「それとも、ご馳走が良いかな?」
君は食いしん坊だからね。
「帰ってくる頃にはちゃんと起きていてよ」
おかえりって笑顔で迎えてよ。
「それじゃ、行ってきます」
パタン、と軽い音を立てて扉を閉める。
どうか、目を開けてください。
もう一度その瞳にこの姿を映してください。
─眠り姫─END
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八重(プロフ) - カシオペアさん» ありがとうございます!!まさかこっちまで読んで頂けるとは……その上コメントまで……本当に感謝します(*/□\*)上手なんて、恐縮です……(でも嬉しい)頑張ります!ありがとうございます!本当に!!! (2017年7月3日 21時) (レス) id: e19e44ac0b (このIDを非表示/違反報告)
カシオペア - ヒロアカの方を読んだので、こちらものぞいてみましたが本当に文を書くのが上手なんですね。一つ一つが短くて読みやすいです。更新、頑張ってください! (2017年7月3日 20時) (レス) id: 972c361b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:八重 | 作成日時:2017年4月24日 2時