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神山side

久しぶりのショッピングモール。
嬉しすぎてめっちゃはしゃいどった。

「なぁ!流星〜?これ、」

『お揃いにせぇへん?』って聞こうとした瞬間、
腕をガシッと誰かに掴まれた。

「ん?りゅうせっ、?」

え、っと、流星、じゃない……?


男「へ〜、可愛い顔してんじゃん。男の子?」

「…離してや」

掴まれた手を振り払おうとするけど、男の人の力があまりにも強くてピクリともしない。

「いややっ、離してっ、」

周りを見渡しても流星はおらんくて…

「りゅうせっ、!りゅうせいっ、」

男「チッ、うっせぇな。」

なんでなん?俺おとこなんやけど…

男「周りからジロジロ見られっからさぁ、黙ってついてきてくれない?」

「いやや、行かへん。」

って言っても引っ張られ続け、俺は意思に反してとぼとぼとその道を辿る。

怖い、怖い、

「助けてっ、りゅうせいっ」


















ふと繋がれていない右手に温もりを感じた。

「ぇ、?」

振り向こうとするけど、怖くて体が動かない。

?「すみません、こいつ俺の連れなんすけど」


落ち着く低音にふと力が抜ける。
と同時に手をぐいっと引っ張られて、抱きしめられる。

流「勝手に触らんといてください」

「りゅうせぃ、」

男「っ、なんだよ、1人じゃねえなら言えよ、」

男の人はそう言うと踵を返して早歩きで遠くに行った。


流「…」

「…ありがと、」

流「…ん」



沈黙が流れる。
何となく感じる。流星が怒ってるって。





「ごめんな?その、迷惑かけて、」

流「…は?」

怒り、と言うよりも呆れの感情の方が大きい流星の表情と声色にどうしたらええんか分からなくなってくる。

だんだんと視界がゆがみ始めた。

だめだめ、ここお店の前やし、なんなら、

流星の前で泣くとか、柄にもない。


流「ぁ、いや、泣かんといてや、ちゃうんやって、」

「ぇ、?」

なにがちゃうの?
怒っとらんの?


てか、俺泣いてるやん、

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たこやき(プロフ) - ジャスミン黄橙さん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました!気に入ってもらえて嬉しいです。またのリクエストおまちしております(^ ^) (2020年12月27日 1時) (レス) id: 9acec0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
たこやき(プロフ) - ゆさん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました(^ ^)私、神ちゃんと流星くんのコンビめっちゃ好きで…流星くんのかっこよさと神ちゃんの可愛さで見事な化学反応が…長くなりそうなのでここまでにしておきますね(笑)またのリクエストおまちしております。 (2020年12月27日 1時) (レス) id: 9acec0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン黄橙(プロフ) - ミルクボーイとても可愛かったです!!!リクエストありがとうございました!!! (2020年12月26日 15時) (レス) id: 0cd046be96 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 君は可愛い男の子、ありがとうございました!目をつけられちゃう緑さんがかわいくて、助けてくれたのに自分のこと責めちゃう青さんが男前でとても素敵な作品でした><!3ページ目の展開にはハラハラしっぱなしでした。これからも素敵作品の更新楽しみにしております^^ (2020年12月26日 10時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
たこやき(プロフ) - ジャスミン黄橙さん» なるほど、そうなんですね!ずっと、リア突見てみたかったんで、教えていただいてとても嬉しいです(^_^)ありがとうございます! (2020年12月25日 12時) (レス) id: e996afc623 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たこやき x他1人 | 作成日時:2020年12月6日 22時

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