ただ君が可愛いだけ

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「はぁ、」

ぽたぽたと落ちていく点滴をぼーっと眺める。

俺、いる意味なかったやん。淳太くんとか濱ちゃんがおった方がもんちも頼れたんに、俺なんかが、


ガラガラ

流「っ！照史くん、神ちゃん大丈夫なん？」

シ「遅なってごめんなぁ、照史くんありがと」

「俺、何も出来なくてな…もんちどんどん苦しめてもうた。俺、いる意味なかったんや…ほんとっ、」

シ「ええよ。もう、それ以上は聞きたないで。」

しげの手が、俺の方にぽんっとのせられた。

シ「照史くんがおらんかったら、今頃神ちゃんはどうなっとんねん。誰も気が付かんまんま、一人ぼっちだったかもしれへんのや。……やから、照史くんがおってくれて、神ちゃんだけやなくて、俺達も良かったって思うで。」

流「せや。照史くんありがとうな。そばにいてくれたってだけで、神ちゃんは嬉しかったと思うで。意味ないなんて、言わんといてや」

なんで、俺のメンバーってこんなに優しいんやろうね。
何も責めへん。

「っ、ありがと、」

シ「照史くんは、泣き虫やなぁ(笑)大丈夫や。神ちゃんやで？あの天使かみちゃんやで？心配せんでも、“照史くんありがとぉなぁ”ってニコニコして言うてくるよ。」

流「うわ、ずるいなぁそれ。」

シ「やってやろうか？」

流「丁重にお断りさせていただきます。」

シ「なんでやねん(笑)」

泣いてる時も笑わせてくれて安心させてくれて…
俺は幸せ者だな、なんて(笑)

神「んぅ、ｹﾞﾎｯ」

シ「あ、神ちゃん起きたんとちゃう？」

「っ！もんちぃ？ここどこか分かる？」

神「びょ、いん？」

流「せや。おはよ、神ちゃん」

神「ん、流星おはよぉ、」

目を擦って数秒ぼーっとしたあと神ちゃんは、
ふにゃっと、笑顔になって俺を見てこういった


神「照史くん、ありがとぅ。」


ハートを射抜かれ、涙腺を崩壊されました。(再び。)

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