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照史side

「濱ちゃん、どしてさっきあんなに怒っとったん?」

そっと耳打ちをする。
淳太くんと望は、2人で話しとった。
やから聞こえてないはずや。

濱「…あ、たぶんな、神ちゃん具合悪いねん。でも隠しとってさぁ」

「マジで?分からんかったわぁ…あの子隠すのうますぎやろ」

濱「でも、俺なんて言ったらええんかわからんくてな、」

「そっか、じゃあ、俺がちょっと聞いてくるなぁ?ありがとう濱ちゃん」

濱「俺は別に何もしてへんよ?照史くんなら、たぶん神ちゃんも話しやすいわ。お願いするな」

「任せとき」

キッチンに向かうと、ドアが開く音に気が付かないまましゃがみこんどるもんちがおった。

「もんち、大丈夫か〜?」

神「っ!ぁきとくん?」

「せやで、どこがしんどいん?」

神「どこもしんどくないねん。大丈夫や。」

いや、もう誤魔化せへんやろ(笑)

「もんち、辛いのは自分やで?」

神「やってぇ、やってさぁ、!グズッ」

涙目になってこっちを見てくるもんち。
かわええな、、、じゃなくて。

「やってなんや?ちゃんと言わんと、もっとしんどくなるで?」

神「なんでぇや、なんで、マスクしなかっただけで具合悪くなんねんっ、いやや!こんな弱い体っ、グズッ」

「最近忙しかったんやろ?もんちが弱いってわけやないよ。」

神「でも、でも、」

自分を否定し続けるもんちが、可哀想で守りたくて、抱きしめた。

「もんちは、弱ないよ。大丈夫や。」

神「っ、グズッ」

腕の中のもんちは、ほんのり熱くて、熱が高いことを彷彿させた。

神「濱ちゃん、怒っとった?グズッ」

「怒っとらん。でもな、濱ちゃんも心配だったんや。分かってやってや。」

うんうんって頷きながら、さっきより強く抱きついてきた。


たまには甘えてもええのに、いつもお兄ちゃんして、メンバーのことばっかり。
やから、今こうして甘えてくれてるって状況が少し嬉しかったりもする。

みんな見たら妬くんやろーな(笑)

ふと、もんちの腕の力が抜けてかかる体重が重くなった。

「もんち、寝とるん?」

返事は返ってこなかった。

「…しゃあないな。」

お姫様抱っこをして、リビングに帰る。

望「っ!神ちゃん!どしたん!」

涙目になって駆け寄ってくる望。
そりゃ不安になるよなぁ…

「大丈夫やで、ちょいと寝とるだけや」

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たこやき(プロフ) - ジャスミン黄橙さん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました!気に入ってもらえて嬉しいです。またのリクエストおまちしております(^ ^) (2020年12月27日 1時) (レス) id: 9acec0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
たこやき(プロフ) - ゆさん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました(^ ^)私、神ちゃんと流星くんのコンビめっちゃ好きで…流星くんのかっこよさと神ちゃんの可愛さで見事な化学反応が…長くなりそうなのでここまでにしておきますね(笑)またのリクエストおまちしております。 (2020年12月27日 1時) (レス) id: 9acec0ff06 (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン黄橙(プロフ) - ミルクボーイとても可愛かったです!!!リクエストありがとうございました!!! (2020年12月26日 15時) (レス) id: 0cd046be96 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 君は可愛い男の子、ありがとうございました!目をつけられちゃう緑さんがかわいくて、助けてくれたのに自分のこと責めちゃう青さんが男前でとても素敵な作品でした><!3ページ目の展開にはハラハラしっぱなしでした。これからも素敵作品の更新楽しみにしております^^ (2020年12月26日 10時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
たこやき(プロフ) - ジャスミン黄橙さん» なるほど、そうなんですね!ずっと、リア突見てみたかったんで、教えていただいてとても嬉しいです(^_^)ありがとうございます! (2020年12月25日 12時) (レス) id: e996afc623 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たこやき x他1人 | 作成日時:2020年12月6日 22時

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