HYBEでアルバイト始めました。Vol.2 (ページ23)

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嵐の前の静けさ② ページ23

「ただいま帰りました〜」

ﾏｽﾀｰ「早かったねAちゃん。ありがとう、お疲れ様」

「あ〜マスター」

ﾏｽﾀｰ「クプスくん来てるよ」

「え？」

マスターの指差す方向を見ると窓際の椅子に座ってスマホを見るオッパの姿。

私の視線に気付いたのか顔を上げて辺りを見渡し、私を見つけるとマスクを下げてニコッと微笑む。さすが統括リーダーエスクプス。私じゃなかったら確実に惚れてたな。恐るべし。

SC「なんだよㅋㅋㅋ」

「いやぁ〜、さすが統括リーダーエスクプスだなと！」

SC「呼び捨てやめろㅋㅋㅋ」

「今日はお仕事ないんですか？？」

SC「今日レコーディングしてたから、今休憩中。後から他の奴らも来るから」

「そうなんですね！」

SC「･････なんか暗いけど何かあったか？？」

「え！？」

SC「眉間にシワ寄ってる。」

人差し指で私の額をトンっと優しく押した。

SC「あいつか」

「ちょっと、さっき会っただけです。」

SC「･･･ﾁｯ、キツく言っとく。お前は何も悪くない」

「すみません、ご迷惑かけて。」

SC「俺が巻き込んだことだ。こっちこそごめんな。」

オッパの左手が私の頭を撫でる。ポンポンと大丈夫だって言ってるみたいですごく安心するんだ。