HYBEでアルバイト始めました。Vol.2 (ページ22)

今日:20 hit、昨日:88 hit、合計:362,158 hit

嵐の前の静けさ① ページ22

ﾏｽﾀｰ「Aちゃんおはよう」

「マスターおはようございます！」

ﾏｽﾀｰ「出勤早々悪いんだけど、これを社長室に持って行ってくれないかな？」

「分かりました社長室ですね。

･･････社長室？！」

勤続3ヶ月目にして初、社長室へのお届け物をすることになりました。

マスターから受け取ったコーヒー2つと軽食のサンドウィッチ。誰が飲むんだろう、誰が食べるんだろうって考えながらエレベーターのボタンを押す。

TH「あ、Aだ」

「あぁテテさん。お久しぶりです！」

TH「どこ行くの？なんか良い匂いする」

「社長室にお届け物です」

TH「社長室に？？」

「テテさんはどちらに？」

TH「社長室」

2人エレベーターに乗りながら世間話に盛り上がる。途中で社長室のある階の1つ下の階で止まってエレベーターが開いた。そこには1人女の人が待っていた。

女の人は私とテテさんを見て目を見開いたが、直ぐに浅くお辞儀をして私の目の前に立った。

女「テヒョンさんはどちらへ？もしかして社長室ですか？」

TH「うんそう」

女「私もなんです。･･････それで広井さんは？」

「あ、私は社長室にお届け物を」

女「そうなんですね。」

ポーンとエレベーターが目的の階についた音が鳴った。

女の人はテテさんを先に降りるよう促し私から袋を奪い取った。

女「これは私がお預かりします。ここから先はアルバイトの方が来る場所ではないので。では」

そう言ってエレベーターのボタンを押した。

扉が閉まる。

『あーあ、嫌われてるなー私。』))苦笑