検索窓
今日:4 hit、昨日:49 hit、合計:7,567 hit

再会 ページ4

そして次の日。



ついに昼休みになった。



授業中その事ばっかり考えていて、あんまり授業に集中出来なかった。



向井(A、いってらっしゃい!)



こーじに送り出され、屋上に向かう。



いつもと比べて一歩一歩が重たい。



私(大丈夫。いい子そうだったじゃん。きっと話せる。)



そう言い聞かせて、自分を奮い立たせる。



いつの間にか屋上のドアの前に立っていた。



深呼吸してドアを開ける。



そこには、ラウールくんが居た。



ラウール(あっ!先輩!来てくれたんですね!)



目がとてもキラキラしている。



不意にもかわいいと思った。



私(そりゃあ昨日、また後でって言われたから・・・。)



ラウール(僕、てっきり来てくれないかと思いました。)



私(何で?)



ラウール(だって昨日、僕めっちゃ気持ち悪かったですよね?いきなり「ファンです」なんて言っちゃって。引かれてしまったかと思いました。)



そんなことまで考えてくれていたなんて、とてもいい子だ。



私(引いてはないけど、ちょっとビックリしたかな。)



ラウール(ですよねぇー。すみませんでした。でも、A先輩のダンスに一目惚れしたことは事実です!)



私(ありがとう。嬉しい。)



素直にダンスを褒められるのは嬉しい。



その後、私たちは好きな音楽や好きなアーティストなどいろいろな話をした。



こーじの言っていた通り、ラウールくんと価値観が合うのかもしれない。



話すのがとても楽しかった。



私(こーじに言われて来てよかったなぁ。)



つい、本音が漏れてしまった。



ラウール(こーじ?こーじって誰ですか?)



そりゃあ分からないよね。



私(あっ!知らないよね。こーじは私の唯一の友達。ラウールくんに話しかけられたことを言ったら、こーじが行けって言ったの。だから私、今日ここに来たの。)



ラウール(もしかして、関西弁の人ですか?)



私(そうそう!何で知ってるの?)



ラウールくんがこーじのことを知っていたことにビックリする。



ラウール(今日の朝、下駄箱ですれ違った時こう言われたんです。)

・→←カフェ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:snowman , ラウール , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:パプ子 | 作成日時:2022年6月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。