Pretty you ４

報告会(千佳) ページ6

驚いた。私の親友は私に好きな人が出来ても「へーそうなんだ〜、頑張ってねー」しか言わず【自分は恋なんか知りません】だったのに！

「ホントに？ハニオッパが好きなの？」

A「うん…みたいです…」

なんだ、その歯切れの悪い返事は。気付いたのはもしや…

「今回の熱愛報道がきっかけ？」

あー嫌そうな顔。こりゃ、私の彼氏どころの話じゃないわ。

「告んないの？」

A「無理」

いや、真顔で即答すんなし。

「恋愛偏差値0のAの初恋が…ハニオッパ…」

A「今ハードル高いって思ったでしょ」

バレたか。そんなしょんぼりした顔しないでよ…ごめんて。
はぁ、恋に気付くキッカケが報道とか、めっちゃ悩んだろうなぁ…

A「相手のナヨンヌナ可愛いでしょ。しかも本当に良い人なの。優しくてこんな私にも構ってくれる。並んだ写真はお似合いだし…向こうじゃ未だに噂の的で…」

「でもデマなんでしょ？」

A「うん…でも、私の様子が変なことにウォヌヒョンが先に気付いて指摘されて…私も気付いた。1週間前」

ヲヌオッパ、さすが…視線だけでこの子と会話できるだけあるわ。

「そっか。…ハニオッパ優しいの？」

A「優しいよ、約束守って日本まで迎えに来てくれたし…」

は⁉︎日本まで迎えに来た⁉︎てか約束って何よ？

A「サンタさん、毎年してくれる…休んでた去年のクリスマスに「迎えに来て」ってお願いしたら…羽田まで迎えに来てくれた」

…私は気付いたよ、えぇ、このすっとこどっこいが気付かなくても私には分かりました。…ハニオッパ、土下座で謝ります。この子に恋を教えてこなかった私がパボでした…。でも、私からハニオッパの気持ちを代弁するわけにはいかない。

「Aはどうしたいの？好きなんでしょ？」

A「…なんもしない。今まで通りで行く。変に態度変えて嫌われたくない」

アンタも女の子だったのね…そうだよね、普通じゃないんだもん。周りの環境も特殊だし、Aの立場的に女らしくもできない。…我が親友ながらかわいそすぎる…(泣)

A「ハニヒョンに彼女できたらどうしよう…ちゃんとおめでとうって言えるかな…」

待って、もう失恋考えてんの？


親友の恋の道はきっと平坦じゃない。自分からアプローチなんて難しいだろう。
[ハニオッパ、お願いです、申し訳ないですが頑張ってください…]と祈るしかなかった。

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