Pretty you ４

フォロー(WZ) ページ41

「は？ユンジョンハンはパボなのか？」

ウォヌから【Aの失恋話(仮】を聞いて呆れて物が言えなくなって、ようやく出たのがこの言葉だ。

WN「そんなハッキリと…一応ヒョンだしさ」

「そのまま告白してしまえばいいものを…」

WN「ヒョンだってタイミングは探ってるんじゃない？何気ない日よりサプライズしたりとかさ。色々考えてるんじゃないか」

サプライズねぇ…そんなモノ、ヒョンに振られた(ようなもん)と誤解されてたらやったって意味がない。というか、Aがサプライズと気付けるかどうかも問題だ。

WN「ハニヒョンに気づかせたいんだよ、Aが誤解してるって。でも俺だけだと信憑性低いし、万が一ボロが出た時にリカバリできないから」

「で、俺に協力せよと」

まあ、両人の気持ちを知ってるのは俺らだけだし、Aにはネタ提供させたから…仕方ない。一肌脱いでやるか。

.

例の【弟戻ります宣言】から、2人の距離はぎこちない。お互いに普通に振る舞おうとして普通じゃなくなってしまって、それを周りもオロオロしながら普通を装って見守っているという…おい、普通どこいったんだよ。
特にAは、自分の気持ちを守ろうと必死で、朝からジムに行き、ヒョンに止められた筋トレをやって、さっきここに合流。今は振付を思い出そうと必死…なフリをしている。
それを遠巻きにジスヒョンと見ているハニヒョンは、困惑と心配が表情にありありと出ていて…。ウォヌと目配せして、ハニヒョンに話しかけた。

「ヒョン、ちょっといいかな」

JH「ん？」

一旦練習室から出てもらって(何故か着いてきた)ジスヒョンも一緒に4人で話すことにした。

WN「Aなんだけど、ヒョンの話を誤解してるんだよ」

JH「話？俺なんか言ったっけ？」

「【弟宣言】は兄離れしないといけないと思っての発言みたいだよ」

JH「？？？」

WN「Aに言ったんだろ？好きな人いるって」

JS「え？ハニ、ついに告白したの⁉︎」

ジスヒョンの質問に否定しながらもハニヒョンの顔色がだんだん悪くなってきた。どうやら気づいたらしい。

WN「妹でいたらいつか邪魔になる、弟なら一緒にいて戯れても大丈夫。そういう考えのもとで、ああいう行動に出てるみたいだよ」

JH「…俺、失敗した？」

「大失敗だね」

「ヤバい、どうしよう…」と言いながらその場に崩れるハニヒョンに、ジスヒョンの視線が冷ややかだ。

「早いとこ修正しないと取り返しつかなくなるんじゃねぇの？」

JH「………」

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