親友の恋(JS) ページ25
「ハニ、大丈夫?」
収録が終わって宿舎に戻り、そのまま部屋に閉じこもった親友はベッドに横になってこちらを見ようともしない。
あの後、Aは何度かハニに声をかけようと試みていた。「迷惑をかけてごめんなさい」と僕には直接謝ってきたから、きっとハニにも伝えたかったんだろう。でもハニはAを自分から遠ざけて話しかける機会を与えなかった。
「…気持ちはわかるけど、あの状況だよ?Aだって本心じゃ…」
JH「本心じゃないってどうして言い切れる…?」
答えてやれない…、僕はAじゃないから。
JH「どんなに大切にしても伝わらない…。伝わってない。対象じゃないって言われて、この先どうしたらいいんだよ…」
「本心だとも言い切れないだろ?ああでも言わなきゃAだってアイツから逃げられなかっただろうし」
JH「ジス、ごめんだけど1人にしてくれないか…ちょっと冷静になりたいから…」
「…わかったよ。言っとくけど、こんなので諦めるとか言ったら許さないよ」
.
リビングに行くと、Aとウォヌ以外が揃っていた。みんな、様子がおかしいことに気づいていたらしい。
「Aとウォヌは?」
DN「Aの部屋。Aが部屋から出てこなくて、ウォヌヒョンは様子を見に行ってそれっきり…」
ややこしいことになった…。Aはハニに迷惑をかけたから怒らせたと思っているだろう。とりあえずウォヌに任せるしかない。僕は今日遭ったことを、ハニには悪いと思いながらもメンバーに伝えた。
SC「ハニから聞いてたけどアイツまだAのこと諦めてなかったのか」
DK「それにしても最悪のタイミング…」
SG「ハニヒョン、辛いだろうね…」
重苦しい空気。どうにかしなければならないけれど…一体どうやって…?
再度部屋に様子を見に戻ると、突然一緒に来たジフニがハニの被った布団を剥いだ。
JH「なんだよ!ほっといてくれ!」
WZ「Aの本心だったとして、そこでヒョンは諦めるの?そんなもんだったの?会いたくて泣くほど好きなんだろ?飛行機乗って迎えに行くほどそばにいたいんだろ?違うのかよ」
JH「…」
WZ「他人に引っ掻き回されても、見失っちゃダメだよヒョン…。ユンジョンハンはそんな弱い男じゃない。真っ直ぐ想いを貫く人だったはずだ。そうだよね?」
そう、今まで想い続けてきたことをないものにしないで欲しい…
JH「…ごめん、ありがとう。頭冷えた」
ジフニと3人で顔を見合わせて、ハニはバツが悪そうに笑った
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おもち(プロフ) - まるさん» いつも読んでいただきありがとうございます。ハニさんとマンネをここまで応援していただけるなんて、おもちも感無量です( *;∀;) (2021年12月14日 1時) (レス) id: 8e4f645f7f (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - mocaさん» ニヤニヤしていただけたなら、成功ですwありがとうございます。読み返していただけるなんて嬉しい限りです。 (2021年12月14日 1時) (レス) id: 8e4f645f7f (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - hanaさん» いつも応援していただきありがとうございます!ハニさんもお褒めの言葉を頂けて喜んでいることでしょうw hanaさんのように続きを待ってくださってる方がいるなら【5】も頑張ってみましょうかね(´∀`*) (2021年12月14日 1時) (レス) @page50 id: 8e4f645f7f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - おめでとう泣泣泣!これからも2人を応援しています! (2021年12月13日 22時) (レス) @page50 id: d64eb668e3 (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - キャー!やばい!って心の中で叫んじゃいました笑笑ニヤニヤが止まらないです!もう一回最初から読んじゃいました笑笑 (2021年12月13日 21時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2021年11月20日 19時