いらっしゃいませこんにちは。【w.r.w.r.d.!】

今日も今日とて11 ページ11

いらっしゃいませこんにちは〜









時刻はもうお昼前。


だんだんと混み始める店内にひとつため息をこぼし、レジ前の用度品を補充する。





ふと、ちょうど入ってきたお客様と目が合う。
あ！常連さんその3(My Angel)じゃないか！



彼はいつものようににこりと笑って会釈してくれた。
なんだあれ。女子より女子力高めじゃないか。





奥の方へと歩いていった彼を横目で見送ると、いきなり立て続けにお客様がレジへとやってきた。



いきなり沢山来て一時的に忙しくなるのなんていつもの事だ。


幸い、マネージャーさんが2レジに入って手伝ってくれたので捌くのにそこまで時間はかからなかったが。





マネージャーさんにお礼を言い、品出しに行った彼女を見送ると同時に、店内の奥の方から驚いたような声が聞こえてきた。





……ん？これ、常連さんその3の声じゃね？





耳を澄ませて注意深く聞いてみると、やはり彼の声のようだ。

どうやら誰かに再会して喜んでいるみたい。




駅の近くのコンビニで元クラスメイトに再会ってよくあるよね。





…………






「お願いします〜！」





いつもの調子でカゴをドサリとレジ前に置いた常連さんその3の隣には、見たことがない男性が立っていた。


落ち着いた金髪にループタイが印象的な彼は知的な雰囲気を醸し出している。






「……そう言えば、近々オスマンとひとらんも帰省できるって言っとったで！」



「相変わらずストイックな仕事生活しとるなぁ…年に２、３回も帰れてへんやん…」







彼らの落ち着いた声で紡がれる会話を聞き流し、ササッと袋に詰めていく。

……今日はいつもに増して量が多いなぁ。





お会計を済ませた彼らは多かったため二つに分かれてしまった袋を一つづつ持ち上げる。






「いつもありがとうございます！」





常連さんその3はいつものように笑顔を向けてくれた。隣の彼もぺこりと頭を下げてくれた。

なんて素敵な方々なのだ……わいなきそうやで。






…………





「……あの店員さん、今日も可愛…」


「え？今何を言いかけたん？え？」


「……そこは掘り返すとことちゃいますよエミさん」





……



ついに1万ヒット超えてしまった！
いつもお世話になっております。ちりんです。

実は先日ついにSimejiをインストールしたんですよ。
これの使い勝手がいいのなんのって…。
因みに画像はロボロンゴです。(最推し)

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