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「ねぇ、グク。私を見ないの?」



JK「さっきからうるさいな!」



「だってー、せっかく可愛くなったのに!」








ぶーと頰を膨らます。



こんな風に一緒に歩くのは何年振りだろう。



隣にグクがいるだけで、



懐かしくて涙が出そうになるのはなんでだろう?








「グク、手繋ごう?」



JK「は?!恥ずかしいし!」



「前はグクから繋いでくれたのに!」



JK「それは小さい頃だろ!」



「あん時は可愛かったのに!今も可愛いけど、、」


JK「それ余計な?」








あぁ、私の可愛いグクちゃんが!



いつのまにかこんなに大きくなって、



生意気になって。



まぁ、まだ可愛いけどさ!








JK「あのさ、俺も男だよ?」



「知ってるけど?」



JK「そういうことじゃなくてー、例えば俺のこと恋愛対象として見れる?」



「へ?」








突然何を言いだすんだろう?



何が言いたいの?








「何が言いたいの?」



JK「いいから、答えて!」



「どうしたの、グク?顔が怖いよ?」



JK「答えろって!」








グクが少し私に近づいた。



怖い、



グクが怖い。



いつもと全然違う、



例えるならまるで男みたいな、、、、








「グクは大切な幼馴染だよ?」








わからない、



グクを恋愛対象として見たことなかったし。



近すぎるとダメなんだと思う。








ただ私にとってグクは大切な存在で、



それ以外の何ものでもなくて。








JK「そっか。ごめん、変なこと言って。」








怯えた顔の私を見て、



グクは困ったように微笑んだ。








ねぇ、グク。



昔はさ、楽しかったよね。



お互い言いたいこと言えて、



我慢なんてしなかった。



でも今は、我慢ばかりだね。



傷つけるのが怖いから、変わってしまうのが怖いから。



君のそんな顔、



よく見るようになったよ。








JK「行こっか。」



「ん。」








何事もなかったかのように、



また歩きだす。



これが大人になっていくということ?



だったら私は大人になりたくない。



なんて子供らしいことを考えた。

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唯愛(プロフ) - ゆうき(作者)さん» ありがとうございます!良かったです!(*´∀`) これからも頑張ってください!うきうきして待ってます!www (2018年9月29日 14時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - アドバイス、ありがとうございます!そうですね、そうしてみようと思います。(楽してただけですから(о´∀`о)) (2018年9月29日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
唯愛(プロフ) - こんにちは!お話読んでます!とっても面白いです!あのちょっと提案なんですが、お話の誰かが話している「」の前に例えばグクだったら JK「」とか グク「」という風に名前を表記したほうが読みやすいと思います!←偉そうにすいません。これからも頑張ってください! (2018年9月29日 9時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - はい、頑張ります! (2018年9月27日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
みい - いえいえ、丁寧にありがとうございます!m(__)m あと、すごく面白いです、これからの展開が、すごく気になります(*'▽')頑張ってください!(^^)! (2018年9月27日 0時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2018年9月25日 23時

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