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遠くで予鈴が鳴った。



重い腰をあげる。



あんなこと言った手前、



テヒョン君に会うのは気まずいけど。








「じゃあね、ジミン。いろいろとありがとう。」



JM「う、うん。」








いろいろと不安はあるけど、



とりあえず今は学校に集中しなきゃ。








JM「ねぇ、A!」



「ん。」








ジミンが私を呼び止めた。



後ろを振り向いたけど、



何かを迷っているように、口を閉じたり開いたり。








少し待っていると、









JM「、、、、僕は弱いんだよ。」









か細い声でそう言われて。



聞き返す間も無く走り去ってしまった。








「ジミンまで、、、、なんで言葉にしてくれないかな?」








自分のことは棚に上げて、



そんなことを思ったりした。



















翌朝



この日もグクを避けて、



早めに登校した。



避けてばかりじゃダメだってわかってるけど、



家の前に立つとどうしても逃げてしまって。








「あー、ダメだな。私。」








呟いた声は静かに消えた。



座り込んだコンクリートから冷たさを感じる。



今の私にはちょうどいいかも、なんて。








「あっ、テヒョン君。」








そんなことを考えていたら、



テヒョン君がこっちに向かってくるのに気づいた。



私がいることには気づいてないみたい。








ゴミを運んでる。



日直の仕事かな?



偉いな。



なんて、やっぱり私は、、、、、








「おはよう、テヒョン君。」



TH「おはよ、って、なんでいるの?!」



「学校だから?」



TH「そ、そうだけど。」








テヒョン君に合わせて歩き始める。








「あのね、私言いたいことがあってね。」








ちゃんと言わなきゃ。



言葉にしないと何も伝わらない。



誰しも他人の心は読めないんだから。



わかって欲しいのなら、



自分から言葉にしないといけないんだ。

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唯愛(プロフ) - ゆうき(作者)さん» ありがとうございます!良かったです!(*´∀`) これからも頑張ってください!うきうきして待ってます!www (2018年9月29日 14時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - アドバイス、ありがとうございます!そうですね、そうしてみようと思います。(楽してただけですから(о´∀`о)) (2018年9月29日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
唯愛(プロフ) - こんにちは!お話読んでます!とっても面白いです!あのちょっと提案なんですが、お話の誰かが話している「」の前に例えばグクだったら JK「」とか グク「」という風に名前を表記したほうが読みやすいと思います!←偉そうにすいません。これからも頑張ってください! (2018年9月29日 9時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - はい、頑張ります! (2018年9月27日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
みい - いえいえ、丁寧にありがとうございます!m(__)m あと、すごく面白いです、これからの展開が、すごく気になります(*'▽')頑張ってください!(^^)! (2018年9月27日 0時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2018年9月25日 23時

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