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テヒョン君なんて大嫌い。



頭の中でそう叫ぶ。



でも不思議だね。



なぜか嫌いになれないんだ。



だから、



こんなに胸が痛いんだ。








「もう、ヤダ!」








結局頑張ったところで何にもならなくて。



グクのことだってわけがわかんないし、



テヒョン君にはバッサリ切り捨てられるし。








「助けてよ、、、、、、ジミン。」








だから、



助けを求められるのはジミンしかいなかった。



まさか、



本当に来てくれるなんて思わないから。








JM「はぁはぁ。A!」



「、、、、、っ、ジミン。」








校舎裏にしゃがみ込んでいた私を見つけてくれたのは、



息を切らしたジミンだった。








「なんで?!」



JM「さっき走ってくのが見えたからっ。放っておけなくて。」








息を整えながら私の横に座り込むジミン。



昨日も見たはずなのに、



久しぶりに思えて涙がにじむ。








「ジミンっ、、、、、。」



JM「A、何があったの?」








思わず抱きついた私の頭を撫でながら、



ジミンがそう聞いた。



あったかい手。



優しい声。







「私ね、わかんなくなっちゃった。全部、全部。」








ジミンにとってみれば、



ぐちゃぐちゃで何言ってんのかわかんないだろうに



真剣に聞いてくれた。








「ずっと頑張ってきたのに、意味なくて。人の気持ちなんてわかんないよ。言葉にしてくれないと!」








ただ心の中を吐き出した。



必死に言葉に変えて。



優しいジミンの手に甘えて。








もうわかんないよ。



誰かを好きって、



誰かを大切って、



難しい。








好きなもの、大切なもの。



戸惑って、苦しくて。



もう恋もわからない。



ねぇ、恋ってなんだろうね?

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唯愛(プロフ) - ゆうき(作者)さん» ありがとうございます!良かったです!(*´∀`) これからも頑張ってください!うきうきして待ってます!www (2018年9月29日 14時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - アドバイス、ありがとうございます!そうですね、そうしてみようと思います。(楽してただけですから(о´∀`о)) (2018年9月29日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
唯愛(プロフ) - こんにちは!お話読んでます!とっても面白いです!あのちょっと提案なんですが、お話の誰かが話している「」の前に例えばグクだったら JK「」とか グク「」という風に名前を表記したほうが読みやすいと思います!←偉そうにすいません。これからも頑張ってください! (2018年9月29日 9時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - はい、頑張ります! (2018年9月27日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
みい - いえいえ、丁寧にありがとうございます!m(__)m あと、すごく面白いです、これからの展開が、すごく気になります(*'▽')頑張ってください!(^^)! (2018年9月27日 0時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2018年9月25日 23時

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