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「んっ。ちょ、何して!」



JK「ごめん、ヌナ。」








気づいたらグクにキスをされていた。



突き放そうとしたけど、



グクの体はビクともしなくて。



その時に気づいてしまった。








「グク?」








口が離れた隙にグクの名前を呼ぶ。



震えた体は、ピクッと動いた。







「グク、なんでこんな『ヌナは僕に近づかない方がいい。』、、、、、え?」








グクの言葉に息が詰まった。



意味をきき返そうとしたけど、



私を見つめた瞳に言葉をなくした。








「ごめん、私帰るね。」








私は逃げた。



怖かったから。



いつもと違う異常なグクも、



私のことを「ヌナ」と呼ぶのも、



初キスだったのも。



頭の中がぐるぐるして、



わからなくなって。








「どうしよう。」








暗い部屋の中で、



膝を抱えて静かに泣いた。








気づいたら朝になっていた。



どこからか鳥の鳴き声が聞こえる。



カラダを動かそうとすると鈍い痛みが走った。



そりゃ、床で寝てたからね。








時計を見ると7時。



初めて起きた時間に驚く。



窓を開けたかったけど、



グクと顔でもあったら嫌で開けなかった。








グクの家の前を通り過ぎる時、



胸に痛みが走った。



これからどうすればいいんだろう。



今日目があったらどんな顔をすればいい?



なかったふりなんてできないよ。







グクはなんでキスをしたの?



あの切なそうな目は何?



知りたくないことに近づいてる気がして、



必死で足を動かした。

27→←25 JK



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唯愛(プロフ) - ゆうき(作者)さん» ありがとうございます!良かったです!(*´∀`) これからも頑張ってください!うきうきして待ってます!www (2018年9月29日 14時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - アドバイス、ありがとうございます!そうですね、そうしてみようと思います。(楽してただけですから(о´∀`о)) (2018年9月29日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
唯愛(プロフ) - こんにちは!お話読んでます!とっても面白いです!あのちょっと提案なんですが、お話の誰かが話している「」の前に例えばグクだったら JK「」とか グク「」という風に名前を表記したほうが読みやすいと思います!←偉そうにすいません。これからも頑張ってください! (2018年9月29日 9時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - はい、頑張ります! (2018年9月27日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
みい - いえいえ、丁寧にありがとうございます!m(__)m あと、すごく面白いです、これからの展開が、すごく気になります(*'▽')頑張ってください!(^^)! (2018年9月27日 0時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2018年9月25日 23時

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