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19 JK ページ19

彼女はショックからか太ってしまっていたけど、



そんなことどうでもよかった。



容姿が変わったって、



AはA。



中身は変わらず、



子供っぽくて、



自由で、



優しくて、



芯が強くて。



強くて脆いあの頃の幼馴染だった。








「A、中学の頃って僕どんなだった?」



「今とあんま変わらないけど、、、、あっ、私の後ろをついて来なくなったね。」








一度だけそう質問したことがあった。








「強くなったね、グク。もう私はいらないね。」








寂しそうにそう笑うから、



胸が苦しくなって。



それでも彼女を求めてはいけない。



あの頃のように、



僕の前で涙を我慢して、



笑いたくないのに笑って。



彼女を追い詰めたのは僕だから。








ずっと守っていこうと思ってた。



だけど、








「ねー、グク。好きな人できた!」








嬉しそうにそう報告してきた君に驚いた。



それでも、この時はうまくいってくれればいいと思ってた。








「誰?」



「同じクラスのテヒョン君!有名人でしょ?」



「まぁ、名前ぐらいは知ってる。にしても、なんでそうなったの?」



「それはね、、、、、」








彼女の話を聞くのは思ったより辛かった。



その笑顔が苦しかった。



どうしてだろう?



彼女の笑顔を守りたかったはずなのに。








「それでね、テヒョン君に告白しようと思うんだ。」








頰を赤く染めてそう伝えた君。



それを見た瞬間、



理由がわかってしまった。



この胸の痛みの理由。








ひどい振られ方しちゃった。



そう言って泣きそうな顔で笑った君。



守れなかった僕と、



テヒョンに怒りが湧いた。








守るって言っておきながら、



結局は何もできない。



僕はきっとAには釣り合わないんだとわかったんだ。

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唯愛(プロフ) - ゆうき(作者)さん» ありがとうございます!良かったです!(*´∀`) これからも頑張ってください!うきうきして待ってます!www (2018年9月29日 14時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - アドバイス、ありがとうございます!そうですね、そうしてみようと思います。(楽してただけですから(о´∀`о)) (2018年9月29日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
唯愛(プロフ) - こんにちは!お話読んでます!とっても面白いです!あのちょっと提案なんですが、お話の誰かが話している「」の前に例えばグクだったら JK「」とか グク「」という風に名前を表記したほうが読みやすいと思います!←偉そうにすいません。これからも頑張ってください! (2018年9月29日 9時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - はい、頑張ります! (2018年9月27日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
みい - いえいえ、丁寧にありがとうございます!m(__)m あと、すごく面白いです、これからの展開が、すごく気になります(*'▽')頑張ってください!(^^)! (2018年9月27日 0時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2018年9月25日 23時

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