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誰か助けてとみんなは叫ぶけど、他のクラスの生徒や先生は自分のことで精一杯でそれどころじゃない
避難訓練の時の標語みたいなやつとか助けるってより自分の安全第一みたいな感じだもんね
「さぁさぁ、教室に戻ろうか。
また爆発しないうちに」
爆破させたのは先生なのに
かと言ってこのまま廊下に居るわけにもいかないから
大人しく教室に戻る
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「渡瀬、これ黒板に貼ってくれ」
『…わかりました』
渡された学校の見取り図らしきものを黒板に貼ればお礼を言われ、
先生はそこに赤いチョークでバツ印を書いた
「今の爆破で君達はこの教室と隣の美術室、そしてトイレ以外は行けなくなった。
完全に退路を断たれたことになる」
「全然話についていけないんだけど」
「え、これドッキリだよね？」
「もちろん、リアルだよ」
淡々と喋る先生の目はやっぱり本気で、
夢じゃないんだなーとか思ってしまった
「ちなみにこの学校には、さっきみたいな爆弾が至るところに仕掛けられている」
「この教室にも爆弾があるってことですか」
「1、2、3。
わかったら、席に着こうか」
さっき先生が教えてくれた爆弾の位置も私の席の近くだったな
まぁ、何もしなければ何もされないはず…
席に着いて大人しくしていれば、
先生は窓の方に行って外を見た
「おぉー、走ってる走ってる！
もう2、3個爆発させないと緊張感出ないかなぁとか思ってたけど…
結構みんな必死に逃げてくれてるねぇ」
背を向けたのを見逃さなかったクラスのみんなはスマホを取り出して、
連絡しようとしてるのか、いじり始めた
けど
「はい携帯ストップ！」
どうやら先生の背中には目が付いているらしい
私も出そうか悩んだけど、やっぱりじっとしてるのが一番だ
それに連絡相手いないし
「これからみんなの携帯電話とカバンを回収するから
渡瀬、何度も悪いけど手伝って」
『…』
一回だけ頷いて大きな白い袋の1つを受け取り、それを入れやすいように広げる
「もし、余計な事をしたら…
バンッ！！」
「うおっ！！？」
「それが嫌なら、この中に全部入れろ。
渡瀬はそっちを頼んだ」
そう言われて指定された方向は
男子が割と固まっている場所だった
視線が痛いほどこちらに来る
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優(プロフ) - ごめんなさい、不謹慎だけど主人公冷静にツッコミしすぎて笑ってしまった笑 (2022年4月12日 0時) (
レス) @page32 id: 4806b1b4dd (このIDを非表示/違反報告)
りん - 苗字で呼ばれるなら変換できるようにしてほしい！自分渡瀬じゃないんで！ (2019年3月31日 4時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2019年3月17日 23時
