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「いいか、宇佐美お前は、
そんな彼女の気持ちを踏みにじったんだっ、」





そう言って先生は宇佐美さんから手を離して立ち上がる


支えが無くなった宇佐美さんは、懺悔するように前屈みになって床に向かって泣いていた





「それが、痛みだ。

その痛みを、一生忘れんなよ…!」





話が終わったのか先生が背を向けた。


そこで茅野さんが宇佐美さんの隣に行ってハンカチを差し出す





「…澪奈がこれをくれたとき、言ってたよ。

“私の大切な友達が好きなキャラクターなんだ”って


澪奈は、ずっと友達だと思ってたんだよ。
あなたのこと」





ほら、景山

今、やっと、思いが伝わったじゃん




宇佐美さんがハンカチを握って、泣き出す


そして先生が一段落ついたと判断したのか振り返る





「今日の授業は、これで終わりだ。

お疲れさま」





1人で礼をして教室から出て行こうとする

先生も泣いたから顔が赤くなっていた





「待ってください!

景山が自 殺した理由が分かったんだから、僕達を解放してください」



「まだだよ。
あの動画を作ったのは別の人間なんだよなぁ?

誰が、どういう意図で作ったのか…

それが分かるまでは、俺の授業は終わらない。


渡瀬、美術室来い」





急な指名に思わず固まった





『…えっ、と?』



「もう一度言う。渡瀬、美術室来い」



『…はい』





チラッと私の左腕を見てから先生はそう言った




うん、完全にバレた


ドア付近に居るんじゃなかったなぁ


そう思いながらも先生の数歩後ろを歩いた







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(プロフ) - ごめんなさい、不謹慎だけど主人公冷静にツッコミしすぎて笑ってしまった笑 (2022年4月12日 0時) (レス) @page32 id: 4806b1b4dd (このIDを非表示/違反報告)
りん - 苗字で呼ばれるなら変換できるようにしてほしい!自分渡瀬じゃないんで! (2019年3月31日 4時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちもち | 作成日時:2019年3月17日 23時

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