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・〜茅野side〜 ページ3







教室の扉が開く音がして、音のした方を向けば

渡瀬さんが入ってきて自分の席に荷物を置いた。


かと思えば別の場所に座る

誰も座らない席に


そしてそこに伏せるように耳を当てて窓の方向をぼーっと眺めだした

本当は目を瞑ってるのかもしれない



その姿は美しい以外の何物でもなくて


綺麗な髪の毛も

体のラインも

黒タイツだからより一層映えるすらっと伸びた脚も


エ ロい

いや、エモい。


話した事はそんなに無いけど、見てるだけ十分。



渡瀬さんがそこに座るのは日常だから誰も何も言わない。

むしろそこが渡瀬さんの席とさえ認識してるといっても過言ではないほど





「ねぇ、ドアが開かなくなってるんだけどー」



「うっわ、マジで?」



「ボロいからじゃね?寿命だろ」





そんな会話が聞こえて私も行ってみてドアを開けようとするけど、

本当に開かない

ドアはガタガタと音を立てるだけだった



そんな会話をしていると前のドアが開いて、先生が入ってきた





「先生!
あの、後ろのドアが開かないんですけど…」




「とりあえず席に着こうか」





そう言って教卓に立ち、出席簿を置いた

そして視線を動かしては渡瀬さんの方を見た





「渡瀬、自分の席に戻って」





すると渡瀬さんはゆっくりと顔を上げ、

先生を見ては席に戻った。


寝起きだったのかな、動きがゆっくりだった









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(プロフ) - ごめんなさい、不謹慎だけど主人公冷静にツッコミしすぎて笑ってしまった笑 (2022年4月12日 0時) (レス) @page32 id: 4806b1b4dd (このIDを非表示/違反報告)
りん - 苗字で呼ばれるなら変換できるようにしてほしい!自分渡瀬じゃないんで! (2019年3月31日 4時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちもち | 作成日時:2019年3月17日 23時

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