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図書室に着いて中に入ると紙の匂いが漂う。大きく息を吸うとその匂いが吸われて落ち着く
本棚に足を運ぶ。気になった本を幾つか取ると椅子に座って読み始める
題名は「 戦争 」只それだけ。どうやらこの作者は戦争を嫌っているらしい
私も戦争を嫌っているのかもしれない。でも好きなんだよ
矛盾しているのは分かっている。でもそう思ってしまうのだ
『 (彼奴らは私の家族を…ｯ) 』
戦争。その言葉を聞くと胸の中のどす黒い感情が動き出す
戦闘に関しては好きな方だ。人を殺すのは少し苦手だけどね
A国では新兵は強制的に前線に立たされる。帰ってくるのは、皆傷だらけ
勿論私もそうだった。その度に罰せられたり、暴言を吐かれたり
今思えばそれは非日常だったのかもしれない。でも私にとってはそれは日常のようなものだった
慣れてしまうんだ。長年、同じことをやられると。確かに許してはいない
でも復讐をしたい程では無いのだ。彼らを殺したいと思ったことも無い
頭に浮かんだ顔を消すように頭を横に振る。時計を見ると、どうやらもう夕方のようだ
『 (この本借りようかな) 』
席を立って借りる場所まで行く。「お願いします」と言って渡す
その人は本の題名を見ると私の方を見てきた
「 戦争に興味がおありですか 」
『 …そうですね 』
そう言うとその人は目をキラキラ輝かせる。私の手を握ると自己紹介をされた
em「 エーミールです。良かったらお話しませんか！？ 」
『 あ、えっと…… 』
戸惑っているとエーミール様は手を握っていることに気付いて直ぐに顔を赤くした
『 戦争、どうお考えですか？ 』
em「 最初は私、戦争嫌いだったんです。ですが、そんな私を勧誘したのはグルッペンさんでした
勿論、断りましたよ。でも中々諦めてくれなくてですね笑 」
em「 そしてある日、私にこう言ったんです。「戦争で救える命はあるんだゾ」と。
そこで私が戦争の指揮をとることになったんです 」
『 なるほど 』
em「 隣に座っている彼を見てこう思ったんです。嗚呼、��着いて行く人はこの人だ��とね 」
『 ふふ、総統閣下のことお慕いしてるんですね 』
em「 彼には謎のカリスマ性がありますからね 」
それは私も思った
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なななな。(プロフ) - ケイ・ニコラスさん» すみません、誤字ですね。指摘ありがとうございます (2022年11月17日 14時) (
レス) @page4 id: 63fbad88e5 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ・ニコラス(プロフ) - 01.の解釈じゃなくて、会釈じゃないんですか？ (2022年10月14日 12時) (レス) @page1 id: c3f15b312b (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 初コメ失礼！ななななさん、貴方はきっと辛いと思います、だってうちも一緒ですもん笑なんで一つだけ言いたい、話してくれてありがとうございます、頼ってくれてありがとうございます、何より！私には貴方が必要です。いつも応援してます！これからも頑張ってください！ (2022年9月24日 22時) (レス) @page32 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
悩み相談所極夜(プロフ) - (続き)貴方が与える影響は思っているよりもすごいものなんです。貴方に出会ったことで大手企業の社長になる人もいるかもしれません。そして、これだけは絶対に忘れないでください。貴方自身が必要としているんです｡長文失礼しました｡(勝手に変な事書いてごめんなさい) (2022年9月24日 21時) (レス) id: 0f0e6b564c (このIDを非表示/違反報告)
悩み相談所極夜(プロフ) - 初コメ失礼します。大丈夫です。僕達読者が貴方を必要としています。少なくとも僕は必要としています。だって、貴方がいなかったらこんな面白くて良い作品は生まれなかったんですから!それに、これから生きていく上で関わっていく人も貴方を必要としています。(続く) (2022年9月24日 21時) (レス) @page31 id: 0f0e6b564c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なななな。 | 作成日時：2022年8月15日 12時
