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「なんか今日身長低くね？」
翔太に身長について突っ込まれて、やっぱり言われたか、と肩を落とす。
翔太は、比較的身長が高い女の子と付き合うことが多かった。
美香さんだってそうだ。
私はもともと身長の低い方だったから、翔太と会うときはできるだけヒールを履くようにしていた。
だけど今日は玲奈との約束もあってスニーカー
普段のような厚底スニーカーでもなく普通のぺたんこのスニーカー
『今日はスニーカーだから、』
あからさまにテンションの落ちる私を不思議に思ったのか、翔太はまた痛いところをつく。
「身長低いの気にしてんだ？」
あからさまに笑うのを耐えてバカにしたのがまるわかりな翔太をきっと睨んでみる。
私よりもずっとずっと高い背の翔太を首ごと見上げる。
「なにそれ、怒ってんの？」
どう見ても怒ってるに決まっているのに、不思議そうな顔をする翔太に余計むかつく。
小学生の頃までは私のほうが高かった身長も、中学を卒業する頃にはぐっと抜かされていて今はもうこんなにも差がある。
いつの間にこんなに大きくなっちゃったのかな、と考えていると翔太がボソッと何か言ったような気がして『え？』と聞き返す。
「いや別に」
『どうせまた馬鹿にしてたんでしょ。いいもん別に。』
もう一度翔太を見上げ睨んでみた。
翔太は一度「はぁ…」とため息をついて足を止めた。
「そんなの睨んでる内に入んないから、かわいすぎて。」
翔太の言葉に耳を疑った。
え、今かわいいって言った？
翔太が、私に？
玲奈、もう目的達成かもしれない。
真っ赤になっているであろう顔を必死に隠しながら後ろをついていけば「ほら早く行くぞ」と手をぎゅっと引かれ、また戸惑う。
今日の翔太は何かがおかしいんだ。
全身の体温がぐっと上がって、恥ずかしくて、顔を見れれたくなくて俯く。
そんな私の様子を見た翔太はふはっと笑って、また爆弾を落としたんだ。
「なんで俺、こんなに近くに可愛いやつがいるのに気づかなかったんだろうな。樹たちがAのこと可愛いっていうのもわかるわ。」
もう限界。
思考回路はもちろん停止中で顔が驚くほど暖かくてドキドキと胸の音が聞こえる。
翔太の耳がほんのり赤いことに気づいて、余計に恥ずかしくなった。
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名無しちゃん(プロフ) - だくん。さん» ありがとうございます(><)頑張ります！！ (2020年1月23日 17時) (
レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
だくん。(プロフ) - 作者様の考え方やお話大好きです。更新頑張ってください！ (2020年1月22日 23時) (レス) id: 169a6b186d (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - ぴ。さん» 私なんかの作品で泣いて頂けるなんて(><)有難うございます、更新頑張ります(_ _*)) (2020年1月11日 1時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ。(プロフ) - 思わず涙してしまいました、、、更新待ってます(><) (2020年1月11日 0時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - あめりさん» 有難うございます(><)まだまだ未熟ですが、更新頑張ります！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しちゃん | 作成日時：2020年1月4日 1時
