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ピーンポーン…
家に帰ってしばらくしたところで聞こえたチャイム。
宅配便かな、と出ればそこには久しぶりにあう翔太の姿。
「あ、line今見て、来た。」
あの日と違って焦った様子がわかる翔太
スマホを片手に示しながら途切れ途切れで話す
まだ痛い胸を必死に気づかないふりをして、私は幼馴染に戻ることにしたんだ。
『うん、入って。』
リビングに入ってソファに座った。
『なんか飲む？』と飲み物を用意しようとすれば、「いいから座って」と座らされた。
「まず、ごめん。」
隣に座る翔太が頭を下げている謝っている。
こんなの中学の時のあの日以来だ。
翔太はモテるから、幼馴染として近くにいた私が翔太のことを好きな先輩にいじめられてて
守れなくてごめんって謝られたっけ。
『うん。』と一言だけ言うと翔太の頭が上がって話が進む。
「樹やふっかに渡すのが嫌で、勝負事になんかすることじゃないってわかってたんだけど、ごめん。」
翔太の言葉に意味がないことがわかっているにも関わらず、まだこの期に及んで「渡すのが嫌だった」という言葉に引っかかって喜んでいる私
でもちゃんと幼馴染に戻るから、あの日の好きは無かったことにしてね。
『うん、もう大丈夫だから！やっぱり私達は仲のいい幼馴染でさ、親友？じゃないけどそんな感じじゃん。』
ほら、笑わなきゃ。
翔太も笑ってよ。
元通りになるんでしょ？？
『戻ろう、元の幼馴染に、』
きっとうまく笑えた。
翔太のホッとした顔にまた胸が痛んだ。
翔太のことで泣くのは最後にするんだと決めて、今日は泣きたいだけ泣いた。
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名無しちゃん(プロフ) - だくん。さん» ありがとうございます(><)頑張ります！！ (2020年1月23日 17時) (
レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
だくん。(プロフ) - 作者様の考え方やお話大好きです。更新頑張ってください！ (2020年1月22日 23時) (レス) id: 169a6b186d (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - ぴ。さん» 私なんかの作品で泣いて頂けるなんて(><)有難うございます、更新頑張ります(_ _*)) (2020年1月11日 1時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ。(プロフ) - 思わず涙してしまいました、、、更新待ってます(><) (2020年1月11日 0時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - あめりさん» 有難うございます(><)まだまだ未熟ですが、更新頑張ります！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しちゃん | 作成日時：2020年1月4日 1時
