初めて : said kh ページ38
「普通だ！」
長い長い廊下を歩いて辿り着いたチビスケの部屋
この屋敷やアパートのあの部屋からは想像できないくらい
THE・普通
そのお陰でこの屋敷の雰囲気にのまれていた俺にもやっと平常心が戻った
「寒かったね。あ、お風呂入りなよ。その間に何か食べるもん漁って来るから」
"着替えなら兄ちゃんの持ってくる"とか
"おそば、まだあったかな？"とか
"その前にあったかい飲み物いる？"とか
"加湿器、もう一個出すね"とか
なんだかやたらと甲斐甲斐しくしてくれるもんだから
「なんもいらないからもう一回」
ってまたチビスケを抱き締めた
目に入った時計はあと数分で0時
まだチビスケの誕生日
「ごめんな」
「なななな何が……でしょうか？(///)」
「誕生日プレゼント。用意してない」
「そそそそんなのは……(///)」
Aさんからチビスケの誕生日の話を聞いたとき
大晦日の仕事終わりに日本に行くなんて無理だと思った
好きな人の誕生日に一緒にいれないなんて当たり前の事だったし
だけど毎日31日のスケジュールを何度も確認して
変更になってないかなって期待して
そんな期待は毎回散って
仕舞いにはスタジオから空港までの所要時間とか、最短の道のりとか、飛行機の空席とか
そんな事まで調べ始めちゃって
無理だって分かってんのに何度もシミュレーションなんかしちゃって
イケる！って思った時にはもう走ってた
俺って物凄くチビスケの事が好きなんだなぁ
あり得ないくらいの速さでドキドキしてる俺の心臓の音は、絶対チビスケにも聞こえちゃってるんだろうなぁ(苦笑)
「あの……(///)」
「ん？」
「心臓……大丈夫？…ですか(///)」
やっぱり
心配されるほどなんだ(笑)
「大丈夫」
「そう……ですか……(///)」
大丈夫じゃないのはお前の方じゃない？
抱き締めてるって言っても
単なるハグと変わらないっちゃ変わらない
なのにそんなに赤い顔してシドロモドロになってたら
俺にこうされて良い意味でドキドキしてくれてるって思うよ？
「私は……息がしにくい……死ぬ(///)」
「何で？そんなに強く抱き締めてない」
「……そう…いう問題…では…(///)」
「俺…"千尋"が好きなんだ」
「………ムーーーーーリーーーーーッ！(///)」
「うわっ！」
思いっきり力一杯押し返され尻モチをついてしまった俺
驚いて見上げたチビスケは涙目で真っ赤な顔
気付いたのかな？
俺が初めて"千尋"って呼んだの
パニック！ : said chihiro→←実家 : said kh
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純蓮(プロフ) - 沙羅さん» フッフッフッ…さぁて、どんなお仕置きをしてあげようか…Ψ(｀∀´)Ψ (2020年4月12日 8時) (
レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 痛い、痛いお尻ペンぺんの始まりですね。後悔先に立たずの如く猛省していただき（私はユノペンです）、元凶の根源には異例の出世どころか史上最速の転落をしていただきましょう。PSちぃ坊可愛い (2020年4月12日 8時) (レス) id: e4567639fe (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - ももさん» 少しずつカウントダウンが…((( ；ﾟДﾟ))) (2020年4月11日 22時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 怖い女ですね…瞳子に天罰をヽ(♯｀Д´)ﾉｺﾘｬｰｯ (2020年4月11日 22時) (レス) id: 8a796ccb66 (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 沙羅さん» たまに千尋ちゃんをいじめちゃうキュヒョンですが、実はちゃんと見てくれるイイ男なのです！ (2020年4月11日 18時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2020年1月12日 17時
