無理なお願いを : said you ページ34
千尋ちゃんが帰ったあと
日付は変わろうとしてるけど、そんな事はお構い無しに携帯を手にした
『どうしたの？』
「出た！良かったわ。仕事は？終わったの？それともお休み？」
『まだ仕事中。丁度休憩に入ったとこ。姉御から電話なんて珍しい』
電話の相手はキュヒョンさん
「今日の姉御は情報屋よ」
『なにそれ(笑)』
「千尋ちゃんね、大晦日が誕生日なんですって」
『え…』
キュヒョンさんだって大晦日は遅くまで仕事かもしれない
もしかしたら他の国に行ってるかもしれない
だけどキュヒョンさんが誕生日と年越しを１人で迎える千尋ちゃんと一緒にいてくれるなら
そんな風に思ってしまった
「無理？」
『無理って？』
「毎年誕生日は友だちと集まってたらしいんだけど、今年はみんな予定があって１人ぼっちなんですって」
千尋ちゃんの気持ちも聞かずに私１人が盛り上がって突っ走ってるのは分かってる
私の勝手な願望だけど、千尋ちゃんとキュヒョンさんにくっついて欲しい
キュヒョンさんなら千尋ちゃんを大事にしてくれる
だから私はキュヒョンさんに協力したい
『そりゃ行ってやりたいけど』
「仕事？まさか他の国に？」
『いや、韓国でだけど仕事が終わるのが早いか、日本行きの最終が飛ぶのが早いかってとこかな』
「もしかしたらギリで間に合うかもしれない？」
『間に合ったとしてもチビスケのとこに着いた頃には年が明けてるかも』
確かに
空港から千尋ちゃんのとこまでの時間を考えたらそこもギリだわ
でも…それでも…
「千尋ちゃん１人よ？」
『だけどさ…』
「キュヒョンさんが会いに行ってくれたら千尋ちゃんだってあなたを見る目が変わるわよ」
『俺、１日も仕事だし』
「朝から？無理なお願いをしてるのは重々承知だけどなんとかならない？」
って、１人の都合でどうにかなる仕事じゃないのは分かってる
だけど聞いてしまう
『今から俺だけスケジュール調整なんて無理だしなぁ』
「そう…よね」
一般企業の仕事ではないんだから仕方ないか
「…分かったわ。年が明けてお休みになったら千尋ちゃんの誕生日を祝ってあげて」
『ん…』
閃いたと思ったけど、やっぱり無理な話だったわ
『Aさん』
「なに？」
『貴重な情報をありがとう』
「…だってキミには期待してるから」
千尋ちゃん、ごめんなさい
せっかく名案だと思ったけど失敗に終わっちゃったわ
なんで！？ : said chihiro→←彼女の年末 : said you
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純蓮(プロフ) - 沙羅さん» フッフッフッ…さぁて、どんなお仕置きをしてあげようか…Ψ(｀∀´)Ψ (2020年4月12日 8時) (
レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 痛い、痛いお尻ペンぺんの始まりですね。後悔先に立たずの如く猛省していただき（私はユノペンです）、元凶の根源には異例の出世どころか史上最速の転落をしていただきましょう。PSちぃ坊可愛い (2020年4月12日 8時) (レス) id: e4567639fe (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - ももさん» 少しずつカウントダウンが…((( ；ﾟДﾟ))) (2020年4月11日 22時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 怖い女ですね…瞳子に天罰をヽ(♯｀Д´)ﾉｺﾘｬｰｯ (2020年4月11日 22時) (レス) id: 8a796ccb66 (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 沙羅さん» たまに千尋ちゃんをいじめちゃうキュヒョンですが、実はちゃんと見てくれるイイ男なのです！ (2020年4月11日 18時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2020年1月12日 17時
