光景 : said you ページ22
あれから数日
瞳子に変化は見られず、後輩たちも呆れてる様子
どの企業でも珍しくない事ではあるけど
当事者が同期なだけに気にかかる
だから頼まれはしたけど本人に直接伝えたのに
今の瞳子には何を言っても無駄なのかしら…
「お前、次も付き合うのか？」
「は？」
「二次会。クラブらしいぞ」
今日は各部長だけの忘年会
その最中に瞳子の事ばかり考えていた私は
どうやら二次会参加者の群れの中にいたらしい
「っ行かないわよ」
「じゃぁとっとと退散しようぜ。俺が捕まる前に」
「杉野は行かないの？クラブでしょ？女の子がいるのに？」
「玄人の女相手にしたって面白くもなんともないね」
よく分からない
男って若くて可愛い女の子がチヤホヤしてくれるああいうお店が好きなんじゃないの？
「しかしこのご時世に二次会で銀座のクラブなんて、ウチの会社ってそんなに儲かってんのかね」
「えっ？二次会も経費でおちるの？」
「部長クラス以上は全額とまではいかないけど何割かはな」
なによそれ！
何割かだとしても会社のお金で銀座のクラブだなんて！
「お前がもっと偉くなってそこら辺を厳しくしてくんない？」
「どうして私？杉野の方が早く出世するでしょうに」
「俺は男だから皆さんの気持ちがよく分かるんだよな(笑)」
「だったらアンタも二次会に行けば？」
なんてくだらない話をしながら駅に向かっていたら
とんでもない光景が目に飛び込んできて思わず足が止まった
「……瞳子」
「ん？あー…………帰るぞ」
「先に帰って。私ちょっと」
「行くなよ？」
「どうして？」
「ほっとけ」
「ほっとけないわよ！」
瞳子が歩いてる方向は"そういう"ホテルが建ち並ぶ道
そして瞳子と一緒にいるのはさっきまで忘年会に参加していた人事部長
「人事部長も二次会は不参加。駅に向かっている途中でたまたま瞳子と遭遇。そしてあの道は駅への近道。二人で近道して駅に向かう……って事も考えられるだろ？」
「……こじつけ」
「お前が考えてる事もこじつけだ」
杉野の言う通りそのまま駅に向かえばいいわよ？
だけどもし……
「瞳子だって子供じゃないんだから、そうなったらどうなるかなんて分かってるだろ。
それでもそうだとしたら、それは瞳子の責任。お前がわざわざ首を突っ込む必要はない」
「ちょ、ちょっと！」
杉野は私の腕を掴み駅へと歩き出した
私も一瞬目を離したすきに瞳子を見失い、駅に向かうしかなかった
連れ去る : said chihiro→←変わった : said you
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純蓮(プロフ) - 沙羅さん» フッフッフッ…さぁて、どんなお仕置きをしてあげようか…Ψ(｀∀´)Ψ (2020年4月12日 8時) (
レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 痛い、痛いお尻ペンぺんの始まりですね。後悔先に立たずの如く猛省していただき（私はユノペンです）、元凶の根源には異例の出世どころか史上最速の転落をしていただきましょう。PSちぃ坊可愛い (2020年4月12日 8時) (レス) id: e4567639fe (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - ももさん» 少しずつカウントダウンが…((( ；ﾟДﾟ))) (2020年4月11日 22時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 怖い女ですね…瞳子に天罰をヽ(♯｀Д´)ﾉｺﾘｬｰｯ (2020年4月11日 22時) (レス) id: 8a796ccb66 (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 沙羅さん» たまに千尋ちゃんをいじめちゃうキュヒョンですが、実はちゃんと見てくれるイイ男なのです！ (2020年4月11日 18時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2020年1月12日 17時
