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「おっキタミツきたきた〜!!お疲れ〜」
「おそいよ〜宏光、先呑んじゃうとこだった」
お店に入り名前を伝えると、店員さんが直ぐに奥の個室に案内してくれた。戸を開けると、癒しオーラ全開の宮っちと薮が満面の笑みで出迎えてくれて、自分も自然と笑顔になる
「おう、おつかれ〜1回家寄ってから来たから、ちと遅れたわすまん」
「撮影だったんでしょ?全然大丈夫〜!久しぶりに3人集まれたんだし思いっきり飲も!!」
「このメンツは宏光なう!チャンスか?!(ニヤッ」
「うわ、まだそんな事言ってるのかよ」
「そんなこと言って本当はキタミツも嬉しいくせに〜」
毎度この2人に弄られるのにはだいぶ慣れた方だが、未だにちょっぴり照れ臭さもあり話をそらすためにビールを頼む。
それから他愛もない話をしている間に、いつの間にか席に届いていたビールを持ち上げ、宮田の久しぶりの再会にカンパーイという音頭と共に3つのグラスが掠れ合う音と笑い声が鳴り響く
「…宏光最近どうなの??」
3人ともいい感じに酔いが回り始めた頃、薮の何気ない質問が俺にとんできた
「どうって?…まぁまた1からだからぼちぼち自分のペースで毎日頑張ってますよ」
「でもキタミツCDもリリースしたり、それこそYouTubeも動かしたりしてるし、最近毎日忙しそうだよね〜」
「まぁ俺は忙しい方が毎日幸せって思えるから、全然苦じゃない」
「相変わらず熱い男だね〜尊敬するわ」
うんうんと腕を組みながら頷く宮田に対し、質問してきた割に、さっきから机に肩肘をつき、ジーッと真顔で俺の事を見つめてくる薮さん。さっきまであんなニコニコだったのにどした…??
「…薮、俺の顔になんかついてる??」
「あっごめん違う違う、もちろん宏光が今頑張ってる事は知ってるよ〜!俺が聞きたいのは…別のこと♡」
「…べつのこと??」
語尾に♡マークがついているかのような弾んだ声でこっちを見つめてくる薮。俺にはなんの事かはさっぱりわからん。
「何とぼけてんの〜" たいぴー"の事だよ」
薮がたいぴーと呼ぶのはあいつしか居ない。
久しぶりに聞くその名前に少しだけ目が潤むのを感じた
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ちび(プロフ) - →でリアルでは絶対宮くんが間に入っててくれて、そうですよね、続きお待ちしておりますね、めっちゃ楽しかったです。❤️💗最高でした⚪︎ (3月4日 22時) (レス) id: a8be7ea1e9 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - 藤北の話探して来ました、私も藤北好きで離れたのが辛くて、勿論、応援はしてます、でもさみしくて、このXの交流から宮北薮の良かったですよね、からのガヤさん来てくれてめっちゃ嬉しかったですわ🥰ポケット盗むの大正解ですね、私もヒロインめっちゃ好きです→ (3月4日 22時) (レス) id: a8be7ea1e9 (このIDを非表示/違反報告)
やや子(プロフ) - 離れた藤北を思うファンは沢山いると思います!藤北を想う方々のために書いてくださり本当にありがとうございます。いよいよ二人が出会うんですね!私的にはもどかしいくらいの藤北に会いたいです〜ww藤ヶ谷くんの『北山』呼び、最高です!これからも楽しみにしてます! (2月11日 17時) (レス) @page4 id: 21deb2a54a (このIDを非表示/違反報告)
茶とら(プロフ) - カピラキさん» カピラキ様初めまして!コメントありがとうございます(泣)同じく今、実際目で見る事が難しくなった分、作品の中だけでも、藤北を残していきたいと思いこの度書かせて頂きました。私の中でも2人はずっと最強シンメです!このお話で少しでも楽しんで頂けたら幸いです。 (2月10日 23時) (レス) id: 4d71bab281 (このIDを非表示/違反報告)
茶とら(プロフ) - やや子さん» やや子様初めまして〜!コメントありがとうございます(泣)私も今の藤北の物語をどうしても見たくて、この度拙い文章ですが書かせて頂きました。藤北は何年経とうが永久不滅だと私も思っています!!少しでもこのお話で楽しんで頂けたら幸いです! (2月10日 22時) (レス) id: 4d71bab281 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶とら | 作成日時:2024年2月8日 22時