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シロップ_fkr ページ18
「ふーくらさん!」
「ふふっ、なあに〜?」
やっぱり、彼は甘すぎる。
それはもう、溶けた砂糖以上に。
「なんでもなぁーい
福良さんってさ、めっちゃ甘いよね」
たれ目たれ眉だし。
声だって、めっちゃ甘い。
「なにそれっ
じゃあ、もっと甘くしてあげよっか?」
「え……っ
ん!?」
いつもこんな事しない福良さんだからなのか。
何故か、砂糖と一緒にコトコト煮られた感覚に陥る。
「んゃっ、ふく、らさんっ」
「ふふっ、A、かーわい」
そう言ってクスリと笑う福良さん
所謂、ギャップとかいうやつだ。
火照る体と一緒に、熱のこもった瞳が揺れる。
「福良さんっ、
大好き、です」
「えーなにそれっ、
照れくさいんだけど〜」
周りから見たらバカップルなのだろう
でもそんなことどうでも良くなるくらい
甘すぎたんだ、私には。
この恋に名をつけるとすれば
シロップより、甘い恋なのかな___
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