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シロップ_fkr ページ18

「ふーくらさん!」



「ふふっ、なあに〜?」



やっぱり、彼は甘すぎる。



それはもう、溶けた砂糖以上に。





「なんでもなぁーい



福良さんってさ、めっちゃ甘いよね」





たれ目たれ眉だし。



声だって、めっちゃ甘い。



「なにそれっ



じゃあ、もっと甘くしてあげよっか?」



「え……っ

ん!?」





いつもこんな事しない福良さんだからなのか。



何故か、砂糖と一緒にコトコト煮られた感覚に陥る。



「んゃっ、ふく、らさんっ」



「ふふっ、A、かーわい」





そう言ってクスリと笑う福良さん



所謂、ギャップとかいうやつだ。



火照る体と一緒に、熱のこもった瞳が揺れる。



「福良さんっ、





大好き、です」



「えーなにそれっ、



照れくさいんだけど〜」



周りから見たらバカップルなのだろう



でもそんなことどうでも良くなるくらい



甘すぎたんだ、私には。



この恋に名をつけるとすれば



シロップより、甘い恋なのかな___

合歓綢繆_wtnb→←紅の疑惑_kwkm



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作者名:満月 x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年2月22日 21時

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