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二十九話 ページ30

A目線

司「ねーA構ってよ〜」

A「、、、司はなんで私に構うの?」

ふと、気になっていたことを聞いてみた

司「うーん、Aことスキだから?」

A「そう、、、」

彼の好きはよく分からない

彼の双子の兄、、、つまり花子くんのことを溺愛し

少しだけ考え方が他人と違う

そんな司は私のどこを好きと言っているの?

A「あなたの好きってなんなの?」

とボソッとした小声で呟いた

もちろん私に抱きついている彼には聞こえたようで

司「普と同じぐらい、いやそれ以上に愛しているって言うこと!」ニコリ

と魅力的に笑う彼

ザザザッ

ザザザッ

??『俺は、Aのこと一番に愛しているのに
なんで俺じゃないの、、、?』

また白黒テレビのように何かがよぎる

最近多いな

司「A〜どうしたの?」

と意外にも心配して聞いてくる司

A「なんか最近変な光景がよぎるだよね
なんというか懐かしいような、、、悲しいような感じ」

司「、、、」

それを聞いて何かを考え込むかのように手を顎にかけてる

A「司?」

心配になり後ろを向くと彼はニッコリしたまま

司「なーんも心配しなくていいよA
それはただの幻想だよ?Aはこのままでいいよ」

とこれ以上は何も聞くなという感じに圧をかけて言ってくる

背筋がゾワっとした

すると私の目の布を取り

司「だから心配しないでね」

と私の後ろから前に行きおでことおでこを合わせながら

司「A?」ニコ

と手を絡める

A「う、うん」

彼は目を逸らさないように手に力を入れ手を離してくれない

司「うん、やっぱりAの目はキレイだね!」

と瞼を撫でる

司「まるで空みたいなキレイな青色」

とうっとりとしながら私の目をみる

彼曰く他の人には見せたくないので私にこんな黒い布を任せてる

私がこの布をとるときはいつも決まって彼が私の目をみるとき

司「あれ?そういえばオマジナイ効いた?」

A「おまじない?」

司「七不思議二番目の異界行ったでしょ?
本当だったらA一歩も動けてないよ?」

A「え、そうなの?」

司「だってAにはちゃんと監視してもらわないと」

A「、、、ありがとう」

司「どういたしまして」

と褒めて褒めてと頭を出してくるので撫でた

司「普に気づかれ始めたか、、、」ボソッ

と呟いていたけどその時の私には聞こえなかった


【一章「ミサキ階段」完結】

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黒里夜桜(プロフ) - しのさん» はっ!本当だ!!しのさんご指摘ありがとうございます(ーー;) (2020年3月9日 11時) (レス) id: dfb877d194 (このIDを非表示/違反報告)
しの - 2話読んでくるじゃなくて、呼んでくるじゃないですか?間違えてたらごめんなさい、、 (2020年3月9日 6時) (レス) id: 400d3f0549 (このIDを非表示/違反報告)
黒里夜桜(プロフ) - 鈴さん» 鈴さんコメント、お褒めの言葉ありがとうございます!私正直一つもコメント来ないで終わるかと思っていました(^^;おお!二番目ですね!!では二番目に1票入れときますね。読んでくださりありがとうございます^ - ^ (2020年2月28日 7時) (レス) id: dfb877d194 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 絵、うまいですね!私は2つ目の挿絵が好きです! (2020年2月27日 15時) (レス) id: 7bfcf4fe6a (このIDを非表示/違反報告)
黒里夜桜(プロフ) - 鈴さん» 鈴さん読んでくださりありがとうございます!!ここまで細かく感想を言って頂けるのは初めてなので嬉しいです!はい、更新頑張ります! (2020年2月15日 12時) (レス) id: dfb877d194 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒里夜桜 | 作成日時:2020年2月1日 12時

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