phrase６ ページ8
「どこのしきりか調べられるか？」
「もっちろん！ ええっと、本日開催予定の【Ｂ1】は〜っと？」
北斗の質問に答えるべく、 スマホスマホー とスマホを取り出して慣れた手つきで調べ始める真。
「なんかワクワクするな〜☆」
「なんでそんなに明星は緊張感がないんだ」
調べる真の傍らでマイペースに わくわく とステージを見ているスバルに、北斗は少し呆れ気味で言った。
夢ノ咲学院では、定期的･突発的に【ドリームアイドルフェスティバル】通称【ドリフェス】というイベントが開催される。
【ドリフェス】とは、歌唱力･演技力･トーク力･人気...といったアイドルの力量を競うための催(ﾓﾖｵ)しである。
ドリフェスで【個人】もしくは【ユニット】と呼ばれる集団がそれぞれパフォーマンスを行い、客による投票で勝者が決まる。
その結果は成績に反映され、ランクづけされる。
上位ランクの生徒や【ユニット】は学院から報酬や好待遇(ｺｳﾀｲｸﾞｳ)が与えられる。
芸能界においても有利な立場になり、卒業後の将来も保証される。
だが、下位の生徒には【劣等生(ﾚｯﾄｳｾｲ)】の烙印(ﾗｸｲﾝ)が押されてしまう。
評判もガタ落ちで、芸能界に居場所がなくなる。
生徒たちはドリフェスで勝利するため、日夜、パフォーマンスの精度や魅力を高めるために努力している。
ドリフェスにはいくつか区分、ランクがあり、上から順に、【ＳＳ】【Ｓ1】【Ｓ2】【Ａ1】【Ｂ1】と呼ばれている。
よりランクの高いドリフェスで勝利すればするほど、それは高い実績として評価され、逆にランクの低いドリフェスで勝利しても、たいした恩恵はない。
一方【Ｂ1】は学院が公式には認めていない非公開のドリフェスであり、いわゆる野良試合だ。
学院は【Ｂ1】を無視しているため、ここで勝利しても成績には全く反映されない。
それゆえ最も自由で活気のあるドリフェスであるが、生徒会からの締め付けも厳しい。
「調べたところちよるとこの【Ｂ1】は...【夢ノ咲学院で一番強い男を決定するドリフェス】...かな」
調べ終えた真が北斗とスバルに伝える。
「強いって何？ ケンカでもすんの？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
、 - この作品の続編ですが、最新作はオリジナルフラグが外れておりません。違反行為ですのでちゃんと外して下さいね (2018年8月9日 18時) (
レス) id: 93bb7a0f46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白銀桜夢 | 作成日時：2017年10月29日 17時
