毒と棘 2【狗巻棘】

善悪 ページ11

＿＿数ヶ月後






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A＞え…

？？？＞やぁ、また会ったね。
そんなに簡単に攫われるなんて、ピ〇チ姫みたいだね。

A＞…今度は何？

？？？＞つれないね、まぁ良いよ。
今回はお願いじゃなくて命令だ。

A＞…。

？？？＞12月24日、京都と新宿に呪霊を1000体送り込む。
その間、何もするな。

A＞何もしない…？

？？？＞「雪那」をされると広範囲で
呪霊をやられるし、最悪…、
まぁ、私の計画に君は邪魔なんだよ。

A＞別に私がいなくても五条先生いるから
無理じゃない？

？？？＞心配しなくてもその対策はしてるよ。
いいか、君は何もするな。
因みに、呪霊をもし祓ったら…
狗巻棘を容赦なく殺す。

A＞…この計画を私が話すって言ったら？

？？？＞ん？良いよ。というか伝えに行くからね、

A＞は？

？？？＞挨拶したい子がいるからね。
あぁ、嫉妬しないで、強い子は万々歳なんだよ。

A＞するわけないでしょ。
…ねぇ、人の弱み握って楽しい？

？？？＞うん、それで思い通りにいくなら尚更。

A＞…下衆が。

？？？＞まるで自分が正義のヒーローのように言うね。笑わせる、

A＞…

？？？＞良いか、君は何もしないでただそこに居れば良い。
最愛の恋人を引き換えに、
知らん猿共を助ける選択をする程
愚かじゃないと信じてるよ。
私の見込んだ人だしね。

A＞…非呪術師に何か恨みでもあるの？
はいはい、分かったよ。
棘人質にされたら何も出来ないし。
適当に祓うつもりで皆と離れれば良いんでしょ。

？？？＞うん、聞き分けが良い子は好きだよ。

A＞あんたに好かれようが嫌われようが
どーでももいいよ。
ねー、早く返して。

？？？＞うん、じゃあまた近日中に会おう。









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「正義のヒーロー」ねぇ。

幸福→←後輩？

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