my self . Ⅰ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ6)

今日:5 hit、昨日:31 hit、合計:287,383 hit

. ページ6

「あら魔法をかけるの？それじゃ見せてもらうわ」

ロンの答えよりもそっちに気が言ったのかその女の子はせっせと腰を下ろした。

ロンはたじろぎながらもあー…いいよと答え、こほんと咳払いをして再び始めた。

「お陽さま、雛菊、とろけたバター。デブで間抜けなネズミを黄色に変えよ」

ロンは杖をぶんっとふったが、肝心なネズミはぐっすりと寝ていた。
「その呪文間違ってないの？」

女の子がその様子を見て口を開く。

「まぁあんまり上手くいかなかったわね、私も練習のつもりで簡単な呪文を試して見た事があるけどみんな上手くいったわ。

私の家族に魔法族はだれもいないの。だから手紙を書い貰った時は驚いたわ。でももちろん嬉しかったわ。だって最高の魔法学校って聞いてるもの……

教科書はもちろん、全部暗記したわ。それだけで足りるといいけど…私、ハーマイオニー・グレンジャーあなた達は？」

女の子はぺろっとものすごい量の話を言った。

「僕ロン・ウィーズリー」
「私はA・ディゴリー」
「ハリー・ポッター」

女の子はハリーの名前を聞くとまた長々と話し始めた。
ロンと私は置いてけぼりで、相変わらずロンはめんどくさいよ、とも言わんばかりの表情をした。

ひと通り喋りおえると、女の子は男の子を連れて出ていった。

「どの寮でもいいけど、あの子のいない所がいいな」
とロンは呟いた

数分経つとまた扉が空いた。また？と思いながら扉に目を向けると、さっきの女の子でも男の子でもない
3人組が入ってきた。

金髪……

マルフォイだ。なんの用かと見ていると、彼の視線は私を捉えない。

あれ？これ気付いてない？

「ほんとかい？このコンパートメントにハリー・ポッターがいるって、汽車の中じゃそのはなしでもちきりなんだけど。それじゃ君なのか？」

「そうだよ」とハリーは答える

マルフォイの後ろの2人は私に気付いたようで、一瞬目を見開いて小さく手を振ってくれた。

それを見たロンがあからさまにびっくりした表情を私に向ける。

「こいつはクラップとゴイルさ。そして僕がマルフォイだ。ドラコ・マルフォイ」

ロンが笑いをごまかすかのようにわざとらしく咳払いをした。するとマルフォイがそれを目ざとくとがめた。

「僕の名前が変だとでも言うのかい？君が誰だか聞く必要も無いね。パパが言ってたよ

ウィーズリー家はみんな赤毛で、そばかすで、育てきれないほど沢山子供がいるってね」

それからハリーに向かって言った

，