my self . Ⅰ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ36)

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ドラコの呪文により、蛇が飛び出した。蛇はハリーに威嚇しながら1歩ずつ近寄る。

ロックハート先生が追い払おうと何か呪文をかけたようだが意味はなかった。

すると、ハリーは突然蛇に声をかけ始める。私はハリーが何と言っているのか理解出来ず困惑していたが隣にいた人が口を開いた。

「悪ふざけはよせよ」

周りの生徒もどわっとハリーを責めた。ハリーが蛇と話せる、つまりパーセルマウスである事はあっという間にホグワーツ中に広まった。

それと同時に、ハリーが継承者では無いのかという噂も簡単に広まっていった。

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「A、今年のクリスマス休暇はホグワーツに残って欲しいの」

クリスマス休暇をもうすぐに控えた私達は大広間にいた。
すると突然ハーマイオニーがそんなことを言い出すので私は思わずえ？と聞き返す。

ハーマイオニーは私にそっと耳打ちした。

「…例のアレ、やるのよ」

私は察して、彼女のお願いを承諾した。セドリックには少し落ち込まれたが…

『…これ、本当に飲んで大丈夫なの？』

私が手にある気味の悪い色をした瓶を持っていうと、ハリーやロンも頷いた。
私は、これを飲んだら誰に変身するの？とさらに続けた。

「僕はとロンはクラップとゴイル。君は…」

ハリーはそこまで言うと、ハーマイオニーに助けを求めるかのような視線を向けた。

「パンジー・パーキンソンよ」

パーキンソン……って、よくドラコと腕組みながら歩いてる女の子じゃない。そんな人になりきらなくては行けないのかと思うと少し不安になる。

「この中で一番マルフォイ慣れしてると思って」

ハーマイオニーがそう言う。そう言われると確かにしょうが無いな、と思った。

そして私達は込み上げるモノを我慢してグイっと飲んだ。…トイレに入るのは我慢できなかったが。
私とハリー、ロンは見事に変身したがハーマイオニーはトイレから出てこない。

「先にあなた達でいってて！」

ハーマイオニーにそう言われたので、私達は3人で向かった。
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スリザリンの寮のドアの前、私達は肝心なを忘れていた。

「やばいよ、合言葉が分からない」

ハリー…中身ハリーが言う。パンジーとなった私は、その場でうーんと考えた。

『…わかった。いい？2人とも、私は今からこれからの人生で絶対に口にしない言葉を言う』

ハリーとロンは、一体なんなんだい？と言うが、すぐに分かる、と返す。
私はすーっと深呼吸して、心を落ち着かせた。

『穢れた血』

寮の扉はゆっくりと開いた。

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