my self . Ⅰ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ35)

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8，ページ35

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気味の悪い事件が起きた。
人混みの中に濡れの床。赤い文字が書かれた壁。

そして、フィルチの猫が石となっていた。

「''秘密の部屋は開かれたり継承者の敵よ気を付けよ''？」

隣にいたスーザンが背伸びをしながらその文字を読んだ。

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ハーマイオニーに連れられ、図書館の椅子に座る。

『ポリジュース薬？』

ハーマイオニーが手に取った本を見て言った。ハーマイオニーはそうよ、と言った。
私は何も聞かされないまま図書館に来たので、何故ポリジュース薬の本を読んでいるのか彼女に聞いてみた。

「壁に書いてあった文字を見た？そこに ''秘密の部屋は開かれた''と書いてあったの。

秘密の部屋はサラザール・スリザリンが作ったもので、彼の継承者が現れたとき、その部屋は開かれる。
そしてその中にある恐怖を解き放ってスリザリンが認めぬ者を追放する。

その継承者がマルフォイかどうか試すのよ」

淡々と話すハーマイオニーに、まさかドラコがなんて思うけど彼女ほど詳しくないので強く否定はできなかった。

ポリジュース薬の制作にはかなりの時間がかかるが、ハーマイオニーはそれでも事件解決のために頑張るみたい。

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「最近何かと物騒な事件が続いているので校長からお許しをいただいて決闘クラブを開くことにしました…万一に備え、自分の身を守れるよう皆さんを鍛えます」

ロックハートは台にたってそう言う。
そしてスネイプ先生と決闘を始めたが呆気なくロックハート先生は飛ばされてしまった。

「…では、生徒にやってもらいましょうか」

選ばれたのはハリーとドラコ。ある意味最高に最悪な組み合わせだ。
台にたって杖を握るドラコを見ていると目が合う。
私が軽く手を振ると何か言いたげな顔をしたがロックハート先生の合図でもとにもどる。

「杖を構えて！3つ数えたら武器を取り上げる術をかけなさい。取り上げるだけ！いいですね？事故を起こすのはイヤですからね」

ロックハートがワン、ツー…と言った次の瞬間、一足先にドラコが呪文をかけた。

「エヴァーテ・スタティム」

ハリーは飛ばされ、スリザリン生の方から笑い声が聞こえる。私は口をぽっかりとあけて絶句した。

すると、ハリーが立ち上がって全く同じ呪文をかけ直した。ドラコもどわっと吹き飛ばされる。

私は思わず呆れた。何となくこうなる事は分かっていたけど…
ドラコはスネイプ先生の足元に尻もちをついたがすぐに立ち上がる。

「サーペンソーティア！」

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