刀剣男士を庇って死んだら来世もろくな物じゃ無かったし前世の記憶残ってるしやり直しって出来ますか？弐【刀剣乱舞】

記憶５５個目 ページ10

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「…此処にしか、切国は居ない」


『？うん、切国は沢山居て、一人しか居ない』



　私は呼び分けしてるしね、まんばと切国で良いっしょ。


　何か小さい子の面倒を見てる気分。




『心配しなくても大丈夫。私の刀剣は貴方達だけ、貴方達の主は私だけ』


「……そう、だよな。俺達の主はあんただけだ」



　薄く微笑んだ。何かさ、審神者やってると目が肥えるよね。


　現世に戻れないよ、彼氏置いて来たけど。



『生きてる間は主だから…』


「いや、死んでも主だ」


『そこで鶴の生態取り入れんの止めて貰えます？一途な愛が苦しいでふ』



　…でもさ、あいつらアレだよね。


　私が生まれ変わっても「主」呼びだよね。鶴の生態だね、鶴丸だね。




『うん、…本当は嬉しい』


「っ……そうか、」



　顔赤くしちゃってぇ…とことん可愛いなぁこんにゃろー。


　思わず腰に抱き着いてしまった。私の抱き着きたい刀剣男士の腰は推しかシラノ刀って決まってる訳でも無い…と言う訳でも無い。


　いや、シラノ刀はあれだな、腰から太股にかけてのラインが……もう止めよう。




『今は今、過去は過去で懐かしむから…今本丸第一だよ』


「其の言葉、信じるからな」


『多分だから！必ずって訳じゃない！』



　ひとまず多分保険をかける。


　もしかしたらまた押し掛けてくるかもしれない。また傷だらけかもしれない…あれ？私最低な主じゃね？

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