読書と名コンビ ページ24
(片方だけでいいです)
私は、この前とは別の木の下で教科書を読む
なぜなら、この間の体育委員会に巻き込まれたのが
トラウマだから
〜回想〜
「な、七松先輩!金吾と真城を解放して下さい!!」
「なんでだ?二人とも楽しそうにお手玉になってるぞ?」
七松先輩はそう言って、私たちを放り投げお手玉にした
視界が空になったり、地面になったりして目が回る
しばらく投げ続けられ、もう限界になってきた頃、
四年生の先輩が止めてくれたようで、私と金吾は
ゆっくり地面に降ろされた
それからしばらく私は立ち上がれず、目を回し続けた
〜終わり〜
本当に辛かった
私が思い出して『あの人には近づくまい』と考えていると
また、誰かに声をかけられた
少し不安になったものの、ゆっくり教科書から目を離した
・
・
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雷蔵 said
三郎と散歩していた時、木の下で本を読む真城を見つけ
二人で話しかけてみた
すると、真城は肩をビクっと震わせて、
ゆっくりと僕らを見上げてきた
「真城、そんなにビビってどうした?
なんか、嫌な事でもあったのか?」
「三郎、そんなに楽しみそうに聞いちゃダメだよ」
三郎の言ったことにそう突っ込むと、真城は、
この前あった七松先輩とのことを話してくれた
「___そんな事があったんだ……大変だったね」
「しばらく動けませんでしたよ…」
真城はそう言って、苦笑いをした
「大変だった、か……
それで?体育委員は楽しかったのか?」
「んなもん、楽しめませんでしたよ……
でも、四年生?の先輩のイメージは少し変わりました」
真城はそう言うと、本を閉じて背筋を伸ばした
どうも、僕らの暇つぶしに付き合ってくれるらしい
「四年……って平 滝夜叉丸のことか?
言い方は悪いが、
よくあんな自惚れやのイメージが変わったな」
言い方が悪すぎだけど、三郎の質問に真城はきちんと答えた
「まあ、自分でもそう思います
私、ここに来た日にあの人と廊下でぶつかったんですけど
突然自分の話をガンガンに始めて……
そのとき、『出来るだけ関わらないようにしよう』
って思ったくらいだったんです」
真城の言葉に三郎は笑うのを耐えながら頷く
真城は一息置いて、また話し始める
「でも、この前のことで、結構まともな人なんだなーって
思いましたよ」
真城はそう言って、片方の口角を上げて笑った
その笑顔は、三郎が悪巧みをする時の顔と少し似ていた
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ユリリン - わかりました。気長に待つことにします。無理せず書いてください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月17日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» お話がいっぱいになり、続編を作ろうかな?と思ったのでタイトルも変えちゃいました!(●´▽`●)__続編のためにお話を少し書き進めたいので更新が遅れると思います、ごめんなさい!(--;)急ぎで書きますので、気長にお待ちいただけると幸いです\( 'ω')/ (2019年11月16日 15時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - タイトル変えたんですね。更新楽しみに待っています。続きがんばって書いてください。 (2019年11月16日 14時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 更新されたんですね。待ってました!焼きもろこしさんの思う通りに書いてください。私のリクエストはスランプや困ったときに使ってください。また案が浮かんだらリクエストしてもいいですか? (2019年11月11日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» やっと更新が出来ました!(●´▽`●)……ですが、せっかく頂いた案で書けませんでした…ごめんなさい!(;A;)/少し書く内容が浮かんできたので、別の話で改めて使わせて頂きます!(´∀`)/いつもありがとうございます! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焼きもろこし | 作成日時:2019年6月29日 7時