お風呂とお布団 ページ15
(ねっむい)
夕飯を終えて食堂を出ると、三郎さんに風呂に誘われる
でも、一緒に入るわけにいかないので
『学園長先生とお話があるんです』と適当に受け流した
三郎さんは疑いの目で見ながらもクスリと笑うと
『人間誰しも隠したいものがあるしな』と言った
やっぱり、この人は面倒だ
「はい……貴方と同じです、
身体に関して隠したいものが多いもんですから」
私は、一気にそう言って部屋にダッシュでもどった
後ろからは『おい!待て!』と声が聞こえたけど、
面倒だったので止まらなかった
__残された三郎は、一人ぽつんと
『やっぱり何か違うな』と怪しく呟いたらしい
・
・
・
さてと、この後はどうしようか?
特にする事も無いし、寝るにも早い時間だ
まあ、一先ず部屋に戻るか
なんて思いながら廊下を歩いてると、
私よりも少し背の高い若葉色の忍装束を来た人達が
二人歩いて来た。多分、三年生だろう。
「んぉ?お前、新しく来た奴だろ?」
「お、本当だ、確か真城だったよな?」
一人は赤毛の人、もう一人は紺色の髪の人
良かった、久しぶりに普通そうな人と会えた気がする
「はい、真城 律です
……明日の訓練は、よろしくお願いします」
「ああ、よろしくな……俺は、富松 作兵衛だ。
学園に来て早々にこんな事になるなんてな」
「ほんとほんと、なんかコッチが申し訳ないよ
あっ、ちなみに俺は浦風 藤内。」
二人の先輩方はそう言って少し笑うと、夕食のために食堂に向かっていった。
私の横を通り過ぎる際『なんかあったら言えよ』と
言葉をかけてもらった。なんて、良い人達だろう。
何かあっても、三年生に頼ろう。
___その後、藤内は予習してて良かったと呟き。
作兵衛は礼儀正しい奴だ、と感心していた。
・
・
・
私は部屋に戻って夜遅くなるのを待ち、
風呂に入るタイミングを見計らっていた。
とはいえ、風呂の場所など知る由もない。
「風呂…やっぱ入っときゃ良かったなぁ〜」
なんて事を呟いていると、外から声をかけられた。
障子を開くと、とても美人な女の人が立っていて
『お風呂に案内してあげるわ』と優しい声で言ってくれた。
「本当ですか?ありがとうございます……」
「いいのよ?さあ、着替えを忘れずにね?」
風呂場へ向かう最中、女性の名前を教えて貰い
「シナ先生」と呼ぶ事にした。
・
・
・
二人で湯に浸かっていると、シナ先生はおもむろに
何故私がくノ一教室ではないのかを話してくれた。
39人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユリリン - わかりました。気長に待つことにします。無理せず書いてください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月17日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» お話がいっぱいになり、続編を作ろうかな?と思ったのでタイトルも変えちゃいました!(●´▽`●)__続編のためにお話を少し書き進めたいので更新が遅れると思います、ごめんなさい!(--;)急ぎで書きますので、気長にお待ちいただけると幸いです\( 'ω')/ (2019年11月16日 15時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - タイトル変えたんですね。更新楽しみに待っています。続きがんばって書いてください。 (2019年11月16日 14時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 更新されたんですね。待ってました!焼きもろこしさんの思う通りに書いてください。私のリクエストはスランプや困ったときに使ってください。また案が浮かんだらリクエストしてもいいですか? (2019年11月11日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» やっと更新が出来ました!(●´▽`●)……ですが、せっかく頂いた案で書けませんでした…ごめんなさい!(;A;)/少し書く内容が浮かんできたので、別の話で改めて使わせて頂きます!(´∀`)/いつもありがとうございます! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:焼きもろこし | 作成日時:2019年6月29日 7時