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――A飯食いに行こうや
画面に表示された短い言葉。昼休みに携帯を確認すると黄緑の彼からの着信があった。瑞希に買ってきてもらった購買のパンの封を開け、口に運ぶ。うん。今日もおいしい。
「誰から？」
「ん？あー……先輩」
そう濁しながら瑞希に伝えると、それ以上は聞いてこようとはしなかった。その代わりにメールの内容を問われる。別段隠すような内容でもなかったし、伝えておかなければいつも一緒に帰っている瑞希に迷惑をかけてしまう。
「今日飯食いに行こうって」
「成程ね。じゃあ今日は一人で帰る？」
「うん。そうするわ」
そう伝えれば瑞希は了承して帰りの予定を立てている。どうやらまたゲーセンへ行くようだ。懲りずに音ゲーでもやるんだろうか。どうせなら僕に負けないほど上手くなってほしいものだが、簡単にはいかないらしい。
「……あ、『マイ』ちゃんまたツイートしとるやん」
半笑いで某青い鳥の画面をこちらに向けてくる瑞希。そこに映っていたのは……まあ世間一般的に可愛いという部類に入れられるであろう女の子が可愛らしいポーズをとってこちらを見ている写真だった。
「……お前のそーゆーとこホンマに嫌いやわぁ」
「冗談やって」
『マイ』とは僕が瑞希に賭けで負けたときに罰ゲームとして作らされた女装垢だ。最初は一週間という期限付きのものだったのだが、何故かバズってしまい、続けざるを得ない状況になってしまったのだ。負けたとはいえこんな罰ゲームを用意した瑞希を僕は許さない。……まあ僕も無理難題を彼に要求しているのだが。
因みに『マイ』という名前は僕の妹からとったものだ。……完全になりすましである。
「お前がこんな罰ゲームさせるからやで……」
「いや、ここまでバズるとは思ってなかったし……まあ大体のコメントは『可愛い』とか『萌え』とかいいモノばかりなんだから、Aにとっても悪いことじゃないやろ？」
「もー……ホンマにこれ先輩にバレたら……」
そう。先輩方にバレるのが一番怖いのだ。主にネタにされるという方向で。過去の彼らの動画を見返していたら、なかなかに暴露が激しいことが分かった。……こんなのがバレたら間違いなくネタにされる。半永久的に。
「あ、ヤバイ予鈴鳴るよ」
「え、まだ食べ終わっとらんわ」
慌てて残りのパンを口に詰め込む。次の授業は確か英語だったっけ……これは寝るなぁ。
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眠井さん - みっくす13。さん» みっくす13。さんおはこんばんにちは！ありがとうございます！とても励みになります！失踪しないように気を付けたいと思います…(笑) (2020年5月19日 8時) (
レス) id: e5ab6b52a6 (このIDを非表示/違反報告)
みっくす13。 - (ｷｷｰｰｰｯｯ！！)おはこんばんにちは！みっくす13。と言う者です！この小説、面白いです！ゆっくりで良いのでこのまま続けてくれると幸いです！では、以上!(ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ…) (2020年5月19日 1時) (レス) id: ebaa9545e3 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - くずをさん» ありがとうございます！自分の妄想を形にしているだけではありますが、皆様に評価されるような小説を書いていけるよう努力します！更新頑張ります！ (2020年2月29日 22時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 好きです！もっと評価されるべき！次の更新待ってます！ (2020年2月29日 11時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - チョコレートさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるように頑張ります！！ (2020年2月19日 16時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠井さん | 作成日時：2020年1月25日 0時
