胡蝶しのぶの逆行

十九話 『....え？ちょっ...今なんと？？』 ページ21

「お母さん..しのぶちゃん...なんで急に旅館？に行こうって言うの？」

「そうだよ母ちゃん！しのぶ！今から行っても遅いんじゃないの？」

「えーとね！たまにはいいかなーって思ってね！」

「それにしても急過ぎだよー！」

「えぇーと.....取り敢えず行こっか！ねっ？」

「はーい」

「....」


グズっていたが、何とか言ってくれそうなので、ホッとしたしのぶ

そして、もう一つ...お金の事だ。だがこれは我らがお館様に話をしたところ、出して頂いたので、これは解決


流石はお館様！ほんとに頼りになります！それに...これで不死川さんが鬼殺隊に入らなくて済みましたし...


だけど...鬼舞辻無惨を倒すのには、必ず柱や炭治郎君達がいないといけない

どうしたらいいのでしょうか？それに..私は何をしたいのでしょうか？

鬼舞辻無惨を倒す事？それとも、皆を鬼殺隊に入らせないようにする事？でも義勇さんは入っていますが..


その時


「ほらよ」

「ん？...お茶？」

「あぁ...」

「ありがとうございます」


ごくっとお茶を飲むしのぶ

それを見てから不死川は、しのぶに問う


「なァ..もし俺が、"前世の記憶がある"って言ったらどう思う？」


「.....は？」


あの...今なんて言いました？


驚き過ぎて、不死川から貰ったお茶を零してしまったしのぶ


「あの...もう一回言って貰えませんか？」

「だからよォ..もし俺が前世の記憶...鬼狩りをしていた記憶があるって言ったらどう思う..「覚えてるんですか！？」その反応からして、覚えてるんだなァ...お前も」

「はい」



それから私は、不死川さんに今分かることを伝えた。


「成程なァ...悲鳴嶼さんも覚えてないのか..それに冨岡に伊黒も...」

「...不死川さんは、どうして記憶が？生まれた時からですか？」

「いや..そんな事はねェ..俺が思い出したのは、しのぶが来てから一日経った時からだ」


いや早っ←

じゃなくて..私が来てから？？


「無惨と戦う夢を見たんだ。そしたら..色々思い出してきてな..お前が死んだことも..玄弥が死んだことも...全部思い出した」

「...という事は、皆さんも今は思い出せなくても、いつかは思い出すという事ですね！....因みに不死川さん...鬼殺隊に入る気はありますか？」

「入るに決まってんだろ！お前はもう入ってるんだな...しかも5歳で」

「私は、生まれた時から記憶がありますから」

「そうか..所で気になったんだが、姉の方はどうした？」

「！..姉さんは..」

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