胡蝶しのぶの逆行

十一話 『鬼って時折なんかムカつきますよね』 ページ13

『何がもうそろそろなんだ？お前が俺に喰われる事か？』

「さぁ？それはその時まで秘密ですよ」


鬼の攻撃を躱しながらそう答えるしのぶに更に鬼の機嫌が下がった


『このっ！さっさと俺に喰われろ！！』

「嫌ですよ。なんで鬼なんかに喰われなきゃいけないんですか？ふざけないでください」


鬼に顔面パンチ(...と言っても刀でぶっ刺してるけど)お見舞いしたしのぶ←そっちの方が痛くない？


はぁ...そろそろですかね？てかなんで毒効かないんですか？この鬼...毒に耐性でもあるのかしら？ふざけてんじゃありません？？ほんと...っ！


周りをよく見ていなかったが為に、木の...なんか土の所にこう..ボコっとしてる所に足が引っかかってしまい、そのまま地面とキスしてしまったしのぶ


「わぁー語彙力ないですねー！頭大丈夫ですか？それと...キスという言葉で表現？しないでください刺されたいんですか？毒に」←ごめんなさい


水の呼吸 壱ノ型 水面切り


『！くそっ他にも鬼狩りがいたのか！！』


その場を離れる鬼..だがまた襲ってくるだろう


「あれは...錆兎さん！義勇さん！」

「大丈夫か！しのぶ！義勇！」

「！いいよ！錆兎！」

「しのぶはここにいてくれ」

「はい..」


毒で弱っているはずだが...何故かピンピンしている鬼...何故？分解の能力でも持ち合わせてるのかしら？


その時


「うわああああ！！」


遠くで男の子の悲鳴が聞こえた


「！？まさかっ」ダッ

「っ...？..！しのぶ！！一人ではダメだ！！義勇！しのぶを！」

「うん！錆兎！...わっ..ダメみたいだよ！！錆兎！まずこの鬼を何とかしないと！！」

「クソッ...」

『あの餓鬼の所には行かせねぇよ！！』

「...義勇」

「何？錆兎..」

「一気にいくぞ..しのぶが危ない」

「！うん！！」









「大丈夫ですか！！！....っ」


鬼が今にも..あの男の子を喰おうとしている所だった


『いただきまぁす！』

「ヒッ！助け...」

「大丈夫ですか？」

「！お前..さっきの...」

「皆は無事ですか？」

「今皆に逃げて貰った..後は俺だけだ」

「なるほど...じゃあ早く皆さんの所に行ってください」

「！？でもお前は...」

「大丈夫です...ねっ？」

「っ！//」カァァ

「？？」

「わかった..お前も行くぞ！！」

「えっ！？ですから私は大丈夫...」

「大丈夫じゃないだろ！！お前..怪我してんだろ」

「え？」

「..！行くぞ！！」

「！！」

『忘れられてるが逃がさないよ！！』

十二話 『悲鳴嶼さん！？...あの時と全然変わってない！！』←→←十話 『子供は感情豊かですねー！』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す