【d!】不良を買い取りました！

49話 ページ49

ちるの病は、国から難病としてい
されたもので簡単には治らない。
金だけじゃ、治せない病気

だけど、金がなければ治るその時まで
生かすことができない

だから、金を集めなければならない

ちるが幸せになるように

「医者はなんて言ってた」
ちる「ケイカカンサツって、」
「そっか」

薄くなった頭皮から感じる熱を
感じる度に生きてるんだって安心できる

ちるも不器用な手を幸せそうに
享受していた。

ちる「…A、高校は、楽しい？」
「…楽しいよ。ちるもあと少しでいけるからな」
ちる「…と、友達できた？」
「…」


ちるは、友達を作る前に
病気が本格的になってしまった
物心着いた時には、この白い空間
そりゃ、不安にはなるか

「大丈夫、俺でもできたんだからちるもちゃんと出来るぞ」
「ちるは美人なんだから、恋人だってすぐで来るさ」

ちる「え、あ、A！友達できたの、？…」
「え、え、あ」

墓穴掘った

理由はわからんがちるは図鑑より
目を輝かせて俺の手を握る
懇願するような口ぶりで

ちる「Aの、友達に会いたい」
ちる「お、おねがい…」

「え？いや、…」
ちる「…」
「…わかったよ、いつか連れてくる」
ちる「！あ、りがとう！」

「…なんで会いたいの？」
ちる「内緒！」
「…ふふ、なんだよそれ」


「じゃぁまたな」
ちる「うん、」
ちる「…」

Aは、自分よりも
細い体なの。なのに平気だって
嘘ついて頑張って…

いつもいつもちるのために
してくれる。Aのたまにを
して欲しいのに

だから、お友達さんに頼んで
AがAのためにを
してくれるようセットクするんだ！！

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