イケメンに囲まれてます！ (ページ13)

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第13話炎を纏いしイケメン達中編ページ13

チェスボクシング一戦目はグリーンVSイエロー、ブルーVSショッキングピンク、二戦目は勝ち抜いたものVS勝ち抜いた者、四戦目が勝ち抜いた者VSブラッディメモリーとなっている。

「まずは一戦目に勝たなきゃ、勝負の土俵には上がれない…」
「うん。でも、シーズ君ならやれる。私、信じてるよ」
そう、このチェスボクシングはカーレースの次に点数が高い。優勝したら、ブラメモに少し手が届く！

「援護は、任せて！」
行ってらっしゃい、とショッキングピンクみんなでシーズ君の背を押した。

『さあ一戦目の結果、グリーン勝利！ではいってみよう二戦目！選手入場だ～！』
ここで報道委員の役目を変わる。

「おっ、静岡君だ。悪いけど勝たせてもらうよ～？」
っ…生徒会書記、寿先輩だ…！
「生憎おれも、負けてられない戦なんです」
っ…頑張れシーズ君…！

『Let's fight！！』_____

…っ…勝った…！！
『一戦目、ショッキングピンク勝利！』

ワアアア！！
三回戦目も無事に終了。来たる4回戦目…

『さあ、これで最後です！選手入場！ブラッディメモリーからは生徒会長、胡瓜忠信！！』
一斉に歓声が湧き上がる。

『ショッキングピンクからは静岡シーズ！！」
対してこちらは完全アウェーだ。それでも、私たちには切り札がある。

『Let's fight！』

「まずい…押されてる！」
寿先輩はまだチェスが強いだけだったが、胡瓜会長となるとチェスもボクシングも圧倒的に強い。
『っショッキングピンク！ルークを取った！』

今、一瞬でも有利に立っている！相手も少しは動揺している筈…今しかない！！

『皆さん、歌います。「翼を下さい」』

『この大空に～♪』

～♪』

会場は再び水を打ったように静まり返った。…のではない。違うのだ、観客の顔の向いている方向が。

そう、皆んな、この歌に釣られ、
空を"見上げてしまった"のだ。

「っ…綺麗だ……」

空を見上げてしまったが最後。マッシュ先輩のようにその雄大さに見惚れてしまうという寸法だ。

ボクシングに切り替わる。胡瓜会長はまだ空に囚われている！！

「今です！シーズ君！」

試合はボクシングに切り替わる

「いっけえええええええええええええ！！！」

ポコッ！

…バタッ…

「うおおおおおおおおおおおおおおお！！」

勝った！ブラメモに勝った！

『優勝！最下位ショッキングピンク！！』