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「気をつけて帰れよ！」
「Aによろしくね〜ん」
「フン…さっさと別れろ……あだっ…！」
「お前はいい加減にしろ、肉倉。
Aのこと頼んだぞ。」
……ん？
なん、か……寒い……
それに、体が揺れる感覚……
『……っくしゅん…っ
ん…ここ、どこ……』
「目ェ覚めたかよ。」
『あれ…ばくご、くんが…おんぶしてくれてるぅ〜』
「寒ぃンか。
もうちょいでお前ん家着くからそれまで耐えろ。」
『んー…爆豪くんも上着着てないから寒そぉ…』
……って、あ…私の服の袖…よく見たら爆豪くんの上着だ…着せてくれてたのか…
ｷﾞｭｳｯ
『へへ…やっぱ寒くなーい』
「……じゃあ、ちと寄り道すっか。」
そう言った爆豪くんは、もう目の前に見えていた私の家のマンションの手前で曲がった。
夜の静けさとこの揺れの心地よさが相まってなんだかいい気分だ…また寝ちゃいそう…
「まさか寝てねぇだろうな？」
『寝かけた』
「静かだとつまんねぇから何か喋っとけ」
『何それぇ、素直に寂しいって言いなよぉ』
「………寂しーから起きとけや。」
『喜んで！！』
わぁ…素直な爆豪くん可愛いなぁ…好きだなぁ…
思わず首元にｷﾞｭｳｯと抱きつけば「殺す気か…っ！」と怒られてしまった。
『どこに行ってるの？』
「さぁな」
『夜のお散歩？』
「かもな」
『月、綺麗だね。』
「お前こそ素直に言えや」
『……爆豪くん好き』
「…ん、俺も。」
辺りに人はいなくて
車通りも僅か
聞こえるのは風の音と
爆豪くんの足音と
服が擦れる音
まるでこの空間だけを切り取ったような
なんだか切なくて、愛おしくて仕方なくなるこの時間に
なんて名前を付けよう。
きっと他の人から見たら何てことないこの一瞬の時間が
私にはとても幸せに感じてしょうがない。
好きだなぁ…苦しいくらい、爆豪くんのことが好きで好きでたまらないなぁ…
こんなにも気持ちが溢れて止まらないのは、この時間とお酒のせいに違いないんだ。
「A」
『んー？』
「もっと強くなっから、俺から離れんじゃねェぞ。」
『離れないよ、ずっと一緒にいる。』
「一生だぞ」
『…爆豪くんも酔ってる？』
「うるせェ」
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まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
