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"……一緒の高校だったら、こんな青春もあったのかな。"
「……。」
『すいませーーん！生一つ追加でぇ！！』
「その辺にしとけよ下戸女」
『下戸じゃないしぃ…！』
……昼間のあの言葉がずっと頭ン中で響いて仕方ねぇ。
切なげな表情を浮かべて言うもんだから、その言葉の真意が気になってしょうがねぇんだわ。
…俺がすぐ「俺も同じ高校がよかった」って言わなかったのも悪ィが。
「あらら〜A今日は随分とペースが早いねぇ？」
『今日は飲むって決めたんですぅ！！！
だって皆さんに会えて私、嬉しいから…ひっく…』
「早々に潰れたら意味がないぞ。」
「おい爆豪！！
今すぐ星羅の隣から退け！！！
お前なんかが酔っ払った星羅の隣にいていいわけが
ないだろう？！」
「なんで彼氏でもねェお前がそんなこと言っとんだ。
頭沸いてんのかクソ肉。」
もう相手にすんのも面倒くせぇ、なんか目の前で騒いでやがるが無視だ。
やっぱ、飲み会ついてきて正解だったな。
こんなヤツがいる飲み会に、Aを1人易々と行かせてたまるかって話だ。
…当のAはすでに出来上がって眠たそうにしてっけどな。
肩を引き寄せて、俺に寄りかかるようにしてやればｽﾙｯ…と腕を絡めてきやがった、クソ可愛い。
『あーあ！
爆豪くんと同じ高校だったら、ぜーーったいに
少女漫画みたいな青春送ってたのにぃ！！！』
……またそれか。
こんだけ酔っても素面ん時と同じこと言ってんだ、本心なんだろうな。
それに俺が何も言えずにいると、『でも……』って急に弱々しくなった声がした。
『…一緒の高校だったとしても、爆豪くんは私のことを
好きにはならなかっただろうなぁ…』
「ｯ……」
……そんなわけねェ、って完全に否定できなかった。
だって俺は、コイツと付き合うまではずっと1人の女を追いかけとった。
叶いもしねぇ恋をずるずると何年も引きずるほどには、そいつに惚れとったんだ。
だから、正直…もしもAと同じ高校だったとしても、Aを選ぶかどうか俺にはわからねェ、だからコイツが欲しかったであろう言葉をすぐに返せなかった。
…わーっとる、確証がなくても、言ってやればよかった。
それでも言えなかったンは、その出来事が俺にとっての最大の罪だからだ。
一生、拭えねェ…Aを苦しめた罪なんだ。
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まなみ(プロフ) - いや、ケミィ先輩めちゃくちゃイイ女…！！そして、士傑メンツとのシーンが予想外に好きでした！士傑メンツの口調とかやりとりのリアリティが！そして、言わずもがな。リアリティさ残しながらもほぼほぼ出来上がり過ぎてるくらいの溺愛具合の爆豪くん最強です。 (2023年3月14日 18時) (
レス) @page50 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なな姫さん» お待たせいたしました…！！！きっとあの2人は何年経っても、死んだ先でも、仲良くなることはないんでしょうね…最高だ(?) (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - なつとんさん» いい加減デートさせんとダメですからねっっ！！！！♡(?)かっちゃんと旅行行きてぇな… (2022年12月22日 22時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - 士傑高校の回！！待ってました！！！相変わらずのかっちゃんと肉倉先輩で萌える♥♥ (2022年12月21日 8時) (レス) @page50 id: d61250ad0a (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - ちゃっぱさん» 目指しましょう…！！旅行！！旅行だ！！待ってました！ (2022年12月21日 0時) (レス) @page50 id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年9月26日 19時
